第367話VSシーラント諸島連合国(中編)

 AD:CM明けま〜す!


 司会:見事先攻を勝ち取ったシーラント諸島連合国、果たして先鋒となる偉人とは?それでは引き続きご覧ください。


 武崎アナ:さあ!壇上に上がったのは〜・・・カメハメハ大王だーーー!


 大きな歓声が上がるシーラント諸島連合国サイド


 武崎アナ:しかしカメハメハ大王の良心ランクはSS。とても序盤で出しても勝ち目は・・・


 風間博士:成る程、名君系偉人の『特殊スキル』ですな。


 魔王具『巫術師ふじゅつし瓢箪ひょうたん(金)』を掲げるジェシカ


 ジェシカ:カメハメハ大王の特殊スキル『統一宣言』発動!


 カメハメハ大王:我カメハメハ大王の名の下に、ここに祖国の統一を宣言する!


 シルフィード王国・シーラント諸島連合国両サイドの観客席の心が1つになる


 武崎アナ:お〜っとぉ、両国の観客席が一体となりましたが・・・これは?


 風間博士:これはカメハメハ大王の固有スキル。全体の心を1つにまとめる事により観客の投票を封じられる技。同時に偉人連鎖も封じる技でもあるのでシルフィード王国はいきなりピンチになるわけですね。


 武崎アナ:成る程〜。さあ、シルフィード王国。この窮地をどう乗り切るのかぁ?


 シルフィード王国陣営


 薫:クッ!名君系偉人の特殊効果か!しかも偉人連鎖封じだと⁉︎


 不敵な笑みを浮かべるアリス


 アリス:大丈夫!この窮地を乗り切る『切り札』となる偉人がいるから♪


 薫:そんな偉人ウチにはいな・・・


 アリスの心を読む薫


 薫:フッ。そうか、そういう事か♪


 シーラント諸島連合国陣営


 ジェシカ:これはジュリアの出番ないかもね♪


 ジュリア:・・・・・・・どうしてあんなに余裕の笑みを?


 ジェシカ:どったの?


 ジュリア:・・・・・・そうか、そういう事か!姉さん!


 ジェシカ:ん?


 ジュリア:カメハメハさんの特殊スキルを解除して!今すぐに‼︎


 ジェシカ:え?え?


 シルフィード王国陣営


 アリス:流石に気付いたかな?でも、ちょ〜っと遅かったね♪


 魔王具『静寂王せいじゃくおう錫杖しゃくじょう』を掲げるアリス


 アリス:審判さん!我が国は援軍要請をします!


 審判:援軍要請先の同盟国は?


 アリス:援軍要請先はフローズンダスト連邦!


 審判:ではアイゼンフリーズ大統領を・・・


 アリス:いえ、お借りするのはアイゼンフリーズ大統領の偉人ではなく・・・小雪ちゃん!


 国賓席


 小雪:う?オラ?


 シルフィード王国陣営


 アリス:小雪ちゃんの『あの人』を貸してほしいの。


 小雪:ええだよ。そんじゃおねがいするだ♪


 金髪の女性:はい♪


 シルフィード王国陣営壇上に上がる金髪の女性


 武崎アナ:この・・・方は?


 風間博士:成る程、そうきましたか。カメハメハ大王は名君系偉人、それに対抗出来るのは英雄系の偉人。そう、性別こそ変わってますがあの女性ひとは・・・


 司会:先鋒からいきなり偉人連鎖封じをしてきたシーラント諸島連合国。それにより窮地に立たされたシルフィード王国。果たしてその窮地を打破する金髪の女性の正体とは?シルフィード王国はこの窮地を乗り切り勝利を勝ち取れるのか?ここで一旦CMです。


 後編へ続く・・・

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