魔王少女物語

第348話新メンバー雛

　アオイ:無事に海上採掘基地を解放し、魔界宇宙中央政府や魔界宇宙国際警察と共に事件の全容解明が進められる中。今や天界・魔界両宇宙のお姉様方を魅了してやまないもぐもぐガールズに新メンバーが加わります♡

　魔界時間8:00 オーシャンリーフホテル ロビー

　ミシェル:は〜い。今日はフルーツランドに行くっスよ〜♪

　アオイ:すっかり保母さんが板についてきたこの方はこれでも魔界宇宙第2位の警備保障会社『レイブンセキュリティ社』の社長さんです。

　ちびっ子達:は〜い♪

　ミシェル:ん？何か1人多いような・・・ま、いっか。そんじゃ、ちゃんといるか点呼とるっス。番号！

　杏:1！

　小雪:2！

　リタ:3！

　雛:4！

　カマル:5！

　豆子:アオン♪

　ミシェル:ん〜？も、も一回いくっス。番号！

　杏:1！

　小雪:2！

　リタ:3！

　雛:4！

　カマル:5！

　豆子:アオ〜ン♪

　ミシェル:やっぱ増えてる⁉︎

　リタ:だあれ？

　小雪:オラのおともだちだべ♪

　雛:おはよ〜さん。ウチはきょうとひなっていいますぅ。よろしゅうに♪

　ミシェル:京都雛ってあの魔導工学の権威、京都迅乃助教授のお孫さんっスよね？

　リネフィ:あら、皆んなでお出掛け？楽しそうね♪

　アオイ:この方はリネフィ・ローランさん。ハイエルフ族の生物学者です。

　杏:フルーツランドいくです♪

　リネフィ:あら良いわね♪・・・・ん？そ、その子！

　小雪:う？まめこだべか？

　ミシェル:何故に豆子っスか。

　小雪:あんこがすきでおんなのこだから『まめこ』だべ♪

　豆子:アン、ア〜ン♪

　ミシェル:まぁ、本人が気に入ってるなら良いんスけど。

　豆子をじっと見るリネフィ

　リネフィ:・・・・・このドーベルマンに似た容姿、それにこの鍵の首輪、間違いない。『プリズンドーベル』の眷属『カンシュドーベル』だわ！

　ミシェル:プリズンドーベル？

　リネフィ:プリズンドーベル。フェンリル科銀狼目ドーベル種の巨獣で通称『生ける監獄』身体全体が監獄で、魔界宇宙国際警察がその体内の牢獄を大昔から刑務所として使ってるの。閉じ込められた囚人を解放するにはこの子達カンシュドーベルの首輪に付いてるこの鍵が必要なの。

　ミシェル:この子の鍵、金色っスね。

　リネフィ:それはこの子がプリズンドーベルの『正当な後継者』だからよ。それと同時にプリズンドーベルの最深部の牢獄を開ける鍵がコレなの。

　ミシェル:プリズンドーベルって何処の巨獣っスか？

　リネフィ:魔界宇宙国際警察の本部のある公安超大国『ポリスティア合衆国』よ。確か他の国の巨獣同様、国家最重要特別天然記念物に指定されてるわ。

　ミシェル:それはわかったっス。で？アンタは何でいるっスか？カマル。

　カマル:此度の一件は我々眷属の無知からなるものでした。そこでボクはクロノゴン様にお許しを頂いてリタ様に付いて行く事にしました♪

　リタの左手を見るミシェル

　ミシェル:ちゃっかり従魔契約結んでる。いつの間に。

　小雪の左手を見るミシェル

　ミシェル:あ、こっちも豆子と従魔契約結んでる。

　オリビア:リネフィ、ちょっと。

　アオイ:この方はダークエルフ族のオリビア・火乃酉（ひのとり）さん。巨獣専門の獣医さんです。

　オリビア:あら、何処かに出掛けるんじゃないの？こっちは大丈夫だから行ってきて♪

　ミシェル:そ、そうっスか？じゃあ皆んな行くっスよ〜♪

　ちびっ子達:は〜い！

　ハル:姫様もだいぶお友達が増えてなによりです♪

　アオイ:この方は天界宇宙最古の古代兵器ヴァルキリー、その中でも最強の『シングルナンバー』の『タイプ01』です。

　ウグイス:いやあ、絶景だねぇ。色んなタイプの美幼女が揃い踏み・・・ウ、ウヘヘヘ♡

　アオイ:こちらは『タイプ03』のウグイスさん。

　ユキ:小雪様♪

　アオイ:そしてこの方が『タイプ02』のユキさん。

　ウグイス:ふつ〜に居るけどお前、いつの間に目覚めたんだ？

　ユキ:昨日よ。

　ハル:海上採掘基地占領事件のあったあの日ですか。

　ユキ:ええ。

　ウグイス:歌でナイトメアロックを解除するにしても並みの魔王じゃ無理なのにあの子凄いなぁ。

　ユキ:あのお方の歌は、心は、多くの人々を惹きつける魅力を持っています。だから私の悪夢の呪縛を打ち破る事が出来たのです。

　ハル:どうやら行くようです、我々も行きましょう。