第288話王国宰相カトレア

 アオイ:名君にはそれを支える名宰相がいます。今回はそんなビバロン王国宰相のお話。


 魔界時間19:00 温泉旅館『水月庵』宴会場


 教頭:皆んな居ますね?先生方。


 総司:ええ。ウチのクラスも全員揃ってます。


 同時刻 温泉旅館『柚子の華』 料亭国費専用エリア


 アリス:カトレアさんはいつ来るのですか?


 秘書A:今少し、今少しお待ち下さい!(またあの人の悪い癖が出たな)


 再び宴会場


 生徒A:腹減った〜!


 委員長:もう!少しの間我慢出来ないの?


 先生A:だってよ〜!


 突然照明が消える


 騒つく生徒達


 総司:静かに!落ち着いて!教頭、これは?


 教頭:私何も聞いてませんよ。夕食以外何もない筈です。


 突然一箇所にピンクのスポットライトと共に何処かで聞いたような音楽が聞こえる


 妖艶な美女の声:ちょっとだけよ〜ん♡


 男子生徒達:おーーー‼︎


 妖艶な美女:アンタ達も好きね〜♡


 少しずつ服を脱ぎ始める妖艶な美女


 男子生徒達:うおーーーー‼︎


 教頭:な、何ですかアレは・・・け、けしからん♡


 総司:彼女・・・何処かで・・・


 妖艶な美女:(嗚呼!見てる、見てるわ!うら若きJK達が私の肢体を舐める様に・・・嗚呼!ゾクゾクするわぁ♡・・・あ、野郎はどうでもいい)


 同僚:あ、アレ。サキュバス族だよな!しかもとびっきりの美女♡


 妖艶な美女:嗚呼!興奮するわぁ♡もう大サービスよ〜ん♪(野郎はお金取るけど)


 男性陣:うおーーーー‼︎


 女生徒A:もう!これだから男供は!


 妖艶な美女:さあ!いっくわよ〜ん♡


 豪快に飛び蹴りを喰らわす秘書B


 妖艶な美女:グエ!


 秘書B:シルフィード女王との会食すっぽかしてなぁにやってんですか!


 妖艶な美女:あ・・・・相変わらず激しいわぁ♡


 秘書B:皆様この度はこの馬鹿が失礼しました!コレは責任持って回収しますので、どうかお許しを。ホラ!行きますよ!


 総司:サキュバス族であの顔・・・思い出した!君、カトレアだろ!ほら、中学の頃同じクラスだった!


 妖艶な美女:・・・・・・中学?・・・・ああ。総司君か。正直野郎の事はすっかり忘れてた。


 アオイ:この方こそビバロン王国宰相カトレア・チャトウさん。種族はサキュバス族。無類の女好きで酒好き。これがなければ完璧な宰相さんなのですが・・・


 カトレア:い〜じゃな〜い♡もうちょっとくらい♪


 秘書B:うわ!酒臭っ!アンタ呑んでるでしょ!大事な会食前は飲むなとあれほど言ってたでしょうが‼︎


 カトレア:へへへ〜♪今日も綺麗だね〜♡


 襟元掴んで引きずりながら出る秘書B


 秘書B:お、お騒がせしました〜!


 生徒A:てか。皐月先生ってこの国の宰相とも知り合いだったんだな。


 委員長:まぁ。有り得ない事じゃないわよ。だって先生この国の出身だし。


 生徒B:先生。カトレアさんって昔からあんな感じだったんですか?


 総司:ああ、いつも学校の女生徒や女性教師を口説いてたな。男は眼中にないのも相変わらずのようだ。


 30分後


 秘書B:お、お待たせしました!


 カトレア:ヘッキシッ!


 アリス:え〜っと。


 秘書B:どうやらこの馬鹿、会食前に呑んでたようで。酔い覚ましに水ぶっかけました。


 アリス:アッハハ。では始めましょうか・・・て大丈夫?


 秘書A:すみません。日を改めるという事で。


 アリス:そ、そうですね。


 カトレア:うぉ〜え!


 秘書B:ここで吐くな馬鹿!


















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