第170話VSフローズンダスト連邦(前編)
国土争奪戦争フローズンダスト連邦戦。超大国6連勝で超大国へ昇格するだけあってシルフィード王国内は緊張感が高まり、様々な思惑渦巻く中遂に開戦の
魔界時間9:00 OHNテレビ特設スタジオ
司会:全魔界宇宙国土争奪戦争ファンの皆様おはようございます。今日もこの時間がやってまいりました！今回は超大国昇格がかかったシルフィード王国vs鉱物資源超大国フローズンダスト連邦戦となります。間も無く開戦する現場から武崎さ〜ん？
同時刻 シルフィード王国・フローズンダスト連邦 国境雪ヶ岳山脈 フロス盆地
武崎アナ:はい！こちらは今回の国土争奪戦争の戦場となる国境フロス盆地です。両陣営の意気込みを感じます！
司会:では両陣営にいるリポーターに繋いでみましょう。先ずはシルフィード王国陣営のロビンさ〜ん？
シルフィード王国陣営
ロビン:はい。こちらはシルフィード王国陣営です。先程入った情報によりますと、ライブバトルの楽曲を担当していたザックス氏の事故による急死により一時未完成でオープニングのライブバトルが危ぶまれておりまりたが孫娘のカロン・ソウルビートさんの引き継ぎにより無事間に合ったとの事です。
同時刻 国賓専用観覧席
ダニエル:な！なんだと⁉︎
リーシャ:如何なさいました？
ダニエル:いっいえ。なんでもありません！
小声で語るダニエル
ダニエル:危ない危ない。ここでコイツの機嫌を損なえば如何に神王である私でさえ命に関わる。こんなところで氷漬けで死ぬのは御免だからな。それにしても・・・
小雪:おっとぉー！がぁんばってけろ〜♪
杏:ねえしゃまふぁいと〜♪
小雪:あのじょうおうさまは、おめさのねえちゃんだべか？
杏:あい！あんずのねえしゃまです！
優しく微笑み頷くリーシャ
ダニエル:あのガキ共がいれば機嫌を損なわないという事か。
小雪:おめさのおっとうは？
悲しげに空を指差し語る杏
杏:とうしゃまは・・・・
小雪:これはわるいこときいたべ。ゴメンなぁ。おそらにいるおめさのおっとうのぶんまでおうえんするべ！
杏:あい！
胸を熱くして涙を浮かべるリーシャ
ダニエル:んな⁉︎空が曇った！
そっと氷菓子を2人に渡すリーシャ
小雪:くれるだか？いつもありがとだべ♪さ、おめさもたべるべ！おいしくてにっこりするだよ♪
杏:あい！
2人で氷菓子を頬張る
小雪:うんめなぁ♡
杏:つめたくてやわらかくておいしいです♡
リーシャ:うんうん♪
曇ってた空が一気に晴れる
ダニエル:本当に気分で周囲の天候が変わるのか⁉︎
小雪:お！はじまるべ♪
杏:ねえしゃま、がんばえ〜！
審判:それでは両国魔王前へ！
中央の壇上に上がる両国魔王
アリス:お互い正々堂々いきましょう！
クラウド:うむ。互いに悔いのないようにな♪
武崎アナ:さあ！これより先攻・後攻を決める魔王VS魔王による『ライブバトル』です！
双方互角熱唱し戦場観客席・テレビの前の視聴者から大きな声援が響き渡る。
同時刻VIP観覧席
エリカ:これが祖父から孫娘へ
ダグラス:美しく楽しい歌デ〜ス♪
リンダ:聴いてるこっちも幸せになる歌だね☆
善影:勝ち負けにこだわらない『楽しみ幸せにする歌』ですか。素晴らしい！
シエル:稀代の天才作曲家ザックス・ソウルビートが惚れ込むだけの事があるわね♪
ミシェル:幸せにするだけでなく勇気の湧いてくる歌っスね♪
レイラ:というより私は『魅せる歌』の様に感じたけどね☆
ディアナ:上手い事言うわねアンタ♪
審判:それではシルフィード王国陣営、雪ヶ岳山脈のエリアフラッグと王国4大貴族北方エリア領主ロゼッタ・M・ノーステリア公爵を前へ！
エリアフラッグと共に壇上に上がるロゼッタ
ロゼッタ:信じてますよ。陛下♪
アリス:うん！
審判:続いてフローズンダスト連邦陣営、鉱山都市ロックフリーズのエリアフラッグとフロストラ州州知事ローラ・ロールベルツ前へ！
エリアフラッグと共に壇上に上がるローラ
ローラ:貴国が勝った時私が移籍するに相応しいかどうか。見極めさせていただきますよ♪
クラウド:安心しろ。敗ける気は毛頭無い。
審判:それでは両国先鋒を前へ！
中編へ続く・・・・
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます