第171話VSフローズンダスト連邦(中編)
超大国昇格のかかった国土争奪戦争フローズンダスト連邦戦。今回も舞台裏で暗躍する天界宇宙中央政府の闇の中心となる
開戦2時間後 魔界時間 11:00 シルフィード王国陣営
薫:クッ!なかなかやるな!流石は常戦不敗のアイゼンフリーズ大統領だ。偉人の選抜が完璧だ!
アリス:うん。でもこっちも負けてないよ!
薫:そうだな。このメンバーで参戦させたのが正解だったな♪
同時刻 国賓専用観覧席
モジモジする杏
小雪:どうしただ?
杏:お、おトイレ!
小雪:それは大変だべ!トイレはこっちだ!
慌てて観覧席を飛び出す2人
ダニエル:・・・・・・・
リーシャ:ん?如何した?
ダニエル:あ〜、いや。ちょっと失礼。私も・・・
リーシャ:・・・・・・ふむ。
観覧席を出てデバイスで通話するダニエル
ダニエル:私だ。ガキ共が出た。手筈通りにやれ。いいな。
杏:スッキリ〜♪
小雪:オラもつられてようたしただよ♪
杏:あれ?
小雪:どしただ?
杏:ここどこですか?
小雪:これはこまったべ〜。かえりみちわからなくなっただよ〜。
係員女性:どうしたのかな?
小雪:ちょっとみちにまよってかえりみちわからなくなっただよ。
係員女性:そうなんだ。じゃあ杏ちゃんに小雪ちゃん。お姉さんと一緒に行こうか国賓専用観覧席。
杏:⁉︎こゆきちゃんだめです!このおねえしゃんについていっちゃだめです‼︎
小雪:なしてだ?
杏:おねえしゃん。どうしてあんずたちがいきたいトコわかったですか?まだおなまえいってないのになんであんずたちのおなまえわかったですか?
小雪:あ⁉︎たしかにそだべ!
係員女性:チッ!
無理矢理捕らえようとする係員女性
係員女性:大人しく付いてくれば手荒な真似をしなかったものを。勘のいいガキだ!
杏達の前に颯爽と現れる雪女とアークデーモン族の女性
小雪:おっかあ!
杏:かあしゃま!
咲夜:杏!
鈴華:小雪!
更にその前に現れるリーシャ
係員女性:お前は!リーシャ・ザルダジア!何故ここに⁉︎観覧席から離れられない筈じゃあ!
一方国賓専用観覧席
影武者:は、早く戻って来てくださいよ大統領〜!
ダニエル:?
トイレ前
リーシャ:幼い2人相手に何をしている?
係員女性:貴様には関係ない!
リーシャ:何をしてるかと聞いている。
辺りが吹雪いてくる
フローズンダスト連邦陣営
クラウド:ん?どこかの馬鹿がザルダジア大統領閣下を怒らせたな。アキ。
アキ:はっ。
クラウド:今すぐ全観覧席に耐寒シールドを張れ。この雲行き。ザルダジア大統領閣下は相当お怒りだ。
アキ:ハッ!直ちに!
シルフィード王国陣営
アリス:これマズイんじゃない?
薫:そうだな。ザルダジア大統領閣下がブチキレてるな。
咲夜:マズイわね。
鈴華:私に考えがあります。お嬢さんをお借りしても?
咲夜:え?ええ。
鈴華:さあ、2人共、オヤツですよ♪リーシャ様と一緒に食べなさい。
杏&小雪:はぁい♪
杏:リーシャしゃま♪
小雪:これどうぞだべ♪
リーシャ:・・・・・・!
お菓子を頬張る2人
小雪:おいしいべぇ♡
杏:おいしいねぇ♡
2人を眺めながら2人から渡されたお菓子を食べるリーシャ
リーシャ:・・・・・・・至福♡
戦場の猛吹雪が一気に晴れる
フローズンダスト連邦陣営
クラウド:小雪か♪
シルフィード王国陣営
アリス:杏!お手柄♪
係員女性:い、今のうちに!
一瞬で氷漬けにされる係員女性
リーシャ:安心しろ。この子達の前では殺生はしない。咲夜。この子達は私に任せて後を頼む。それと・・・・助かった。
咲夜:お礼ならこの子達に♪
リーシャ:フッ、そうだな♪
戦場に響き渡る大歓声
武崎アナ:決まったーーーーー!国土争奪戦争を決したのは・・・シルフィード王国だーーーー‼︎
鈴華:敗けたのね。ウチの人。
咲夜:でも悔しそうではないようね。あの子達のお陰でこの国土争奪戦争が台無しにならずに済んだし♪
審判:それでは両国魔王。再び前へ。
後編に続く・・・
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