2018.01

1.11「courir」




僕の家が見えたから、オリオン座のたもとに

駆けていこう。おおいぬ座もオリオンに駆け

寄っている。部屋に戻った僕は、鏡に映る長

い髪を見て少し驚く。短くしようと思い込ん

でいたんだ。人生は人生としか例えられない

と言った詩人の言葉が屋根の上の星座に散ら

ばった。僕は生まれたと言って生きていく。





―――――――――――――――――――🐈





あれも、これも、消してしまったんだけれど

。私は私だからそろそろ書こう。私が私だな

んて。耐えがたい日が続いた。少しだけ、乗

り越えた。迷惑をかけた人がたくさんいる。

だけれど、本当にありがとう。こんなできそ

こないの私でも、私がいなければ悲しむ家族

がいるんだ。それさえも見失う寸前だった。




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