9.18「ancien dictionnaire」
お気に入りのパン屋でモーニングをいただき
ました。お店の前で順番を待っていたとき、
数羽の蝶が飛び交っていました。キアゲハに
そっくりな蝶の名前を調べています。小さい
ころは、祖父のものだったという分厚い昆虫
事典と植物事典をめくって調べていました。
あの貴重な本はもうないのかもしれません。
―――――――――――――――――――🐈
あの頃、実家の本棚には祖父の形見の植物事
典が並んでいました。何巻にもわたる事典に
は、写真ではなく精巧に描かれた植物の絵が
載っていました。画家といってもパチンコ台
の絵付けなどで生計を立てていた祖父。祖父
が描いた絵を見たことはないけれど、私と祖
父は似ている気がします。駄目なところが。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます