エルフの食生活?
今回もエルフについて、中でも食生活について悩んで行こうと思います。
前回のエルフとは?も読んでから見る事をお勧めします。また少し汚い表現もありますので”””食事中の方もご遠慮ください”””
まず最近エルフの食生活と言えばビーガン(完全菜食主義)として描かのを多く見かけます。
基本的に自然崇拝の文化として書かれますし、前回にも軽く触れましたが動物に話しかけたりしますし「動物と話せるのに動物を食べるのか?」という疑問から出来た設定だと思います。
しかしこの設定に違和感がある人も多いのではないでしょうか?(実は私がそうなんですが)そこでエルフが菜食主義だとどの様な問題があるのか?ではエルフの食生活はどんなものか悩んでいきたいと思います。
まず菜食主義だと問題になるのは自然崇拝と言う部分です。菜食主義の食生活だとすると農業を行い十分な食料を確保する必要が出てきます。
畑を作るとなると広い土地を切り開らかなければなりませんから多くの森の木々などの植物も犠牲になりますし、森の中でひっそりと暮らすような生活様式ではなくなってしまいます。
一般的な畑の様に単一の作物を育てるのではなく、一つの作物と作物との間に別の種類の植物を植えて、どれかの作物が病気になっても他の同種の作物に伝染しないようにする農法があり、これだと事情を知らない人が見たら畑には見えないのでこの方法かもしれません。
ですがこの方法でも一般的な畑の様に害虫や害獣に対処しなければなりませんから、少なくとも完全に動物を傷つけずにはすみません。
虫は殺生OKだとして鳥と交渉して害虫を駆除してもらって、その他動物に「入ってくるな!」と言ってたら草食動物との間に亀裂が入りそうですし。やっぱり難しいでしょう。ある程度食べて良い事にしても、その分生存率が上がって動物が増えちゃいますし。
これらを踏まえて考えると菜食主義者のエルフは食糧の供給を他種族に依存している事が考えられます。
自分の土地で生産が難しいなら、よそで作った物を輸入すればいい。つまり積極的に他種族と外交している社会か、冒険者など各地を転々とする個人になるでしょう。
食料も菜食のみと限定できる事から食糧の供給量も安定している世界情勢だと考えられます。
森に住みプライドが高く他種族を見下すようなタイプのエルフとは違った感じですね。他種族との摩擦が緩くなった比較的若い世代のエルフなのかもしれません。
もう一つは代謝が低く少ない食糧で生きられる可能性もあります。ですがこれだと他種族と同じ食生活をした場合太ってしまいます。ですが肥満のエルフはあまり見る事はありません。
前回書いたように、エルフは妖精から進化し身体か軽くできているとしましょう。それならエルフは代謝も低い上に移動の際の消費カロリーも少なく済みます、しかし身体を軽くするために過剰に筋肉はつかないし”太れない”体質だと思われます。
そうなると余分なカロリーを脂肪として身体に蓄え辛いので、余分なカロリーは排出・・・、つまりエルフは過食すると下痢になってしまうのではないでしょうか?
そうなるとドワーフのように騒ぎながら飲み食いしているとエルフは下痢に・・・。ドワーフと仲が悪いのが何となく分かった様な気がします。
もしそうだとしたら。他の冒険者に合わせる為にカロリーの高い食材を避けた結果、菜食主義に見える食生活になってしまったとも考えられますね。過度な炭水化物を取らない様に粉物や果物、カロリーの多い豆類も避けているかもしれません。
…すごく健気ですね。ダイエットの鬼の様な食生活です。
うーん…しかし栄養満点のエルフの下痢は良い肥料になりそう。エルフが宴会をした際にはトイレに農家が殺到するかも・・・。あ、いえ、何でもありません。
では菜食主義ではない場合の事を考えましょう。
私を含め、エルフが菜食主義者なのに違和感がある人は自然と対話し弓が得意な種族どという事から狩猟民族のイメージが強いと思います。ですがそれだと気になるのがエルフの槍使いをあまり見ない事です。
槍も重要な狩猟道具で投げ槍はもちろん仕留めた獲物の止め刺しにも使います。
例えば仕留めた鹿をナイフを持って止めを刺そうとしても獲物が暴れて角や足を振り回すので危険です。そこで長い棒で頭を叩いて気絶させた隙に止めを刺したり、遠くから刺せると便利です。登山用の杖の先端にナイフを取り付け槍にできる物も世界各地にありますし。
そうなると別の手があると考えるのが自然でしょう。つまり・・・
弓の腕が凄すぎて獲物は一撃必殺!!
ボウハンティング(弓矢での狩猟)でも綺麗に当たれば獲物は即死し全身の力が抜けた様に倒れます!(ゲームで言うところのラグドール状態に似ています。ホントに)
でもこれだとエルフと言うだけでチート性能になりますので別の手を考えましょう(私が困っちゃいます)
前回妖精は相手を病気にさせると書きましたが、これを”エルフの矢”という事も有るそうです。つまり毒矢で狩猟していた可能性が高いので、毒で動けなくなった所にトドメを刺していたのでしょう。(そうなると麻痺毒?)
その矢の矢尻なのですが
金属ではないのは意外ですが、アメリカでの軍と先住民の戦闘の際、先住民側が放つ矢に射られると中で石の矢尻が砕けて酷い傷になり軍を悩ませたとか。
鎧を着てない相手にはかなり有効だったみたいです。金属の矢は鎧を着た敵に備えての物になるでしょうか?
話がそれる様で関係している話なのですが妖精の癒しの効果について。前回その際に捧げものをすとと書きましたよね?その捧げものと言うのが”牛”です。
他にも粉ひき場にバターを捧げていたりもしていたそうです。
つまりエルフの好物は牛や乳製品の可能性が高いと思われます。
そうなると故郷を離れたエルフが人里でチーズを甘露♪甘露♪と堪能していてもおかしくない表現になるしょう。(それはトカゲだ?何のことです??)
しかしその牛の捧げ方に問題がありまして・・・
”その血で丘を赤く染め、その肉でエルフのために宴をひらく”
・・・のだそうです。
血に飢え過ぎでしょう!なのその血池肉林!?
しかも牛が好きなら牛に寛容なのかと思いきや「王の牛にウチの土地の草を食わすんじゃねえ!」と言ったエルフも居る様で・・・。
この為か、海外では森の精霊と契約してるから植物を傷つけるのはご法度!完全肉食主義!飢餓の際は共食いも辞さない設定のエルフも居る様です。(その土地から離れれば関係ないので弓も使います)
もう日本と海外の認識の差が違いすぎるんですが・・・
食生活を考えるだけでも…その・・・疲れました。次回はエルフ関係の別の話題でも。
アナタはエルフに何食べさせますか?
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