女の子に持たせたい銃 オートマチック拳銃 その1
さて、今回はオートマチックの拳銃がテーマです。
現代の銃と言えばオートマチックの銃が主流ですよね。加工精度も上がって昔ほど作動不良を起こす製品は少なくなり「作動不良を起こしにくい信頼性の高いリボルバーを」なんてうかつに言えなくなりました。
(私は好きなんですけどねリボルバー。ゲームにリボルバーが出れば出来るだけそれでゴリ押すほどなんですけど…)
リボルバーと比べて操作が複雑ですが、逆に言えば操作方法さえ分かってしまえば扱いやすい銃で、リボルバーより薄く小型の銃もありますので女性に持たせる銃の候補に上がるでしょう(小さ過ぎると扱い難いのは前に触れたとおりですけど見た目的に)。
このオートマチックとはどんな銃かですが、一般的なセミオートマチックピストルを例に出しますと
弾の入った
↓
スライド(知らない人に字だけでは伝えづらいですが銃の上部カバーの様なパーツです。撃つと後ろに下がる部分と言えば伝わりますでしょうか?)の
↓
スライドから手を離すと、スプリングの力でスライドが元の位置の戻り、入れた弾倉内の弾が一発薬室(銃身の後ろの部分と言えば伝わります?)に送られます(スプリングの力では無くスライドを摘まんだまま元の位置の戻すと作動不良の原因になる事が有ります)
↓
これで発射準備は完了し、引き金を引くとハンマーが落ちてスライドの撃針を叩き、薬室内の弾を発射
↓
その反動でスライドが後ろに下がって先ほど撃った弾の薬莢が外に捨てられハンマーを起こし、元に戻ってまた薬室内に弾を送って次の発射準備が整います
(つまり撃った後のオートマチック銃で改めてハンマーを指で起こす演出は、作動不良でも起していない限り変な演出になってしまいます)
この様に弾倉の弾が空になるまで
引き金を引いて一発だけ弾が出る銃をセミオート、引き金を引いてる間は弾を連射する銃をフルオートと言いますが、今回はセミオートの
このオートマチック、低予算の映画などで度々間違った使い方もよくされるので、その手の小話を交えながらお話します。
例えば先ほど説明した通り、撃ったらスライドが動くのですが予算の関係で動かず薬莢も
もっとひどいと銃が撃ち出される時に弾丸が薬莢がくっついたまま飛んで行きます。(基本的に弾の薬莢の中に火薬が入っていて、その火薬が爆発して弾頭を飛ばし薬莢は残されるのですが)
中々ない様でわりとよく見ますよね? ここまでチープだとむしろ誰にも突っ込まれ難いので、「銃の事について詳しくする気が無い!基本すら守る気すら無いわ!」とアピールするには良い演出かもしれません(この創作論全否定ですが(^_^;))。
むしろそんな事やっても作品として成り立っているものも多いので悪くない演出かも?(もちろんその場合、銃が好きな方がとっつき難い作品になります)
さて銃の扱い方の話に戻りますが・・・
オートマチックの銃の弾を撃ち尽くし弾切れになったらどうなるのかと言うと、最後の弾を撃った際に”スライドが後ろに動いたまま止まり”状態になり使用者に弾切れを知らせます。
この機能のお陰で本来ならオートマチックの拳銃が弾切れになったら相手からも丸わかりなんです。ですから銃撃戦の末互いに銃を向け合い、引き金を引いみたら実は弾切れと言う演出は現実的に見るとおかしな表現になります。
(作動不良を起こしていたり、特殊ですがこのスライドストップを廃した玄人用の銃の場合はこれに当てはまりませんが)
そして、弾切れになっりスライドが開いたまま止まる事でリロードが楽にする役目もあります。
リロードの仕方(一般的な物)はまず、マガジンキャッチのボタン(引き金の後ろ辺りにあります、右手で銃を握った時に中指の先か第一関節の上辺りにあるはずです)
↓
すると弾倉が下に落ちますので、新しい弾の入った弾倉を中に入れます
↓
そしてスライドを止めているレバー(引き金から右上、スライドとの間にあたりで、右手で握った際に親指で操作し易い位置にだいたいあります)を下げると自動的にスライドが元に戻り薬室に弾が装填されます。
ここまで自動化、ほんと便利ですね。
話は変わりますが、この弾切れ問題。
リボルバーであってもシリンダーを前から見ると、銃身とフレームで隠れていない部分から弾の弾頭が見えるので、ハンマーを起こしていない場合次撃てるかどうか相手が近くに居れば相手に知られてしまう危険があります。
つまり・・・・
悪人こと悪徳警官が主人公に大型のリボルバーを向け、ニヤつきながら言い放った
悪徳警官「へへ、降参しな。それとも抵抗してみるか? 生憎、弾を数えるのを忘れちまってね」
悪徳警官の言葉に主人公は動じず、悪徳警官の銃を掴みながらナイフで刺した
「グサッ」
悪徳警官「うが!?」
主人公「弾切れなのが丸わかりなんだよ」
悪徳警官「警官の配役だから今回は生きて帰れると思ったのに・・・、何か汚ねえぞ…」
悪徳警官はそう言い残して地面に崩れ落ちた。そんな彼に主人公は唾を吐きかける様に言い放つ
主人公「
・・・・こういった感じに、この弾切れ問題を考えると色んな映画の名シーンが台無しになる危険もはらんでます。話を作る側だったらちょっとやっかいですね(チープな演出でやっちゃいたい気持ちが少しわかります)
これだとロシアンルーレットを哀れな人質に無理矢理やらせるような演出もやり難くなってしまいます。だって弾見えますもん。
互いに合意の上なら「対戦相手の目から目をそらさない」などのルールを守らせればいいのですが・・・・うーむ
オートマチックの話になるはずがまたリボルバーに戻ってしまいましたが、次回もオートマチックについてもっと詳しく書こうと思います。
問題はこれだけでなく、真面目に書こうとするとホントに問題が多いんですよ・・・・、ハハハ…
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