女の子に持たせたい銃 デリンジャー
小ささだけを重視しするならデリンジャーでしょう。ですが前回書いた通り小さ過ぎると色々問題がある上にグリップも小さく持ち難いですから扱いづらい銃です。
しかし皆さんはデリンジャーと言われてどのモデルの銃を想像するでしょうか?恐らく今だにこの二つを想像する方が多いと思います。
<レミントン・M95>
41口径リムファイヤを使う上下二蓮のデリンジャーで、モデルガンやガスガンにもなってますから馴染みのある銃ではないでしょうか?
<ハイスタンダード・デリンジャー>
22口径マグナム弾を使用するスリムな銃身とズングリとしたグリップが印象的なデリンジャー。あのドーナッツ人間台風を追いかけてる保険の人がマントの下に大量に持っていて好きになった人も居るのでは?
「デリンジャーならこの二つのどれかに決まりだろう!」と思っている人も居るかもしれませんが、この二つを現代で使うとなると問題があります。
この二つの銃、もう製造されていない銃なんです。
レミントンM95は1935年に製造中止。作られた年も1866年ですから大分昔の骨董品なんです。41リムファイヤだって今時使ってる銃なんてないでしょうから弾の入手も難しいかもしれません。
ハイスタンダード・デリンジャーは1984年に製造中止、登場したのも1962年です。
双方とも同じような構造の銃は今でも作られてますが、ピンポイントでこの銃の名前を出してしまうと「何でそんな昔の銃使ってるんだよ」と突っ込まれる事でしょう。もちろん「第二次大戦の骨董品だろうがデタラメに好きな銃出してドンパチさせたいんだ!」と言った作風なら問題ないでしょうが。(こういった作品も好きなんですよ私。リアル系もデタラメな作品も両方いける口です)
そして時代の流れは技術を進歩させ、デリンジャーを大口径化させました。デリンジャーだからって必ず小口径では無くなったんです。
こうなると一部の方が困ってしまいます。
例えば「デリンジャーをメインで戦うキャラクターを書こう! 普通のデリンジャーじゃ火力足りないから44マグナムが撃てる改造銃にしよう! どうだ?ちっこい銃でマグナムぶっ放すとかイカシテんだろ!」と言った作品を書いたとします。
ですが銃に詳しい方から冷静なツッコミが入るでしょう「44マグナム撃てるデリンジャーって普通にあるけど、どこを改造してるの?」と・・・・
44マグナムを撃てるデリンジャーは存在します。そればかりか45-70弾と言うライフル弾を撃てる物や、410番の散弾を撃てる物まであります。散弾で命中率も上がりますから暴漢に対しての護身用にもなりますし。細かい散弾の物を使えば対蛇用としてガーデニング用の護身具として使いますから女性が持っていても不思議ではありません(花を愛でるのにも命がけになる事だってあるんですねぇ・・・)
さらに普段使ってる銃のサブとして活躍出来るように9mm弾や45口径、38スペシャルや357マグナムにも対応したデリンジャーがあります。
多少扱いにくくなりますが――――
主人公「大人しく降参しろ悪人!」
悪人「誰が降参するか! やっと大金持ちになれ・・・」
銃撃戦で主人公の放った銃弾が悪人の銃に偶然当たった
悪人「メインの銃がイカレた!? サブのデリンジャーしか撃てねえ!」
主人公「さあ大人しく・・・」
「パンパン!」
悪人はデリンジャーで応戦し、主人公を寄せ付けなかった
主人公「ちっ!相変わらず往生際が悪い奴だ!」
銃撃戦はしばらく続いたのだが
悪人「デリンジャーのちっこい弾撃ち尽くしちまった!?」
主人公「もう決着だな!」
悪人「メインの9mm弾の弾なら大量に余ってるのによう!チキショウが!!!」
悪人は主人公に銃を突き付けられ降参するしかなかった
主人公「さあ!さっさと俺の宝くじを返せ!」
悪人「お前が持ってるとヒロインに何かと理由つけられて吸い上げられちまうだろうが! だから俺が換金してらろうってんだよ!」
主人公「信用できるか! お前もヒロインとどっこいどっこいだろ!」
悪人「そう目くじら立てるな、高跳び先の目星をつけてある。彼女には踏み込めないような場所で一緒に楽しもうぜ。その店に俺好みのボンキュンボンが居てな、お前の好みの女もきっと見つかるぜ」
主人公「ほう・・・話を聞こうじゃないか」
ヒロイン「二人で何してるの?」
主人公・悪人「「あ」」
――――なんてメインの銃と弾が共用ならこんな事態は避けられますから需要があります。それに慣れた人だと多少離れた距離でも人間の胴体くらいには命中させる腕前を持ってたりしますから侮れません。
変わった弾を撃てるデリンジャーをオリジナルとして書きたいなら、一度英語で<Derringer
デリンジャーは作品の小道具として何かクルものがあったでしょうか?では次でまた別の銃の話を
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