第3話学校の始まり
今立っているのは、『古宿防衛高校』と書かれた校門の前、周りを見ると少し男が多く感じられた。家から歩いて15分、以外に近くで助かっている。校門を通り玄関前に張り出されていた紙を見る。クラス分けの紙であることが分かった。
俺は、えっと、一年二組だな。
張り出されていた紙の中から自分の名前を見つける。そこからクラスの名前を見ているうちにルシフェルの名前があった。
「響鬼さんありました!同じクラスですよ!」
ルシフェルは少し興奮して俺の腕を揺らす。ルシフェルの名前は学校では名前が変わりルフェル・イラストリと言う名前に変えていた。ルシフェルっていうとこの世界では、神クラスの人物なので正体がバレないようにするために変えている。
「よかったなルシフェル」
「学校ではルフェルですよ響鬼さん」
「悪い、じゃあクラスに行くか」
「はい」
ルシフェルと一緒に下駄箱で靴を履き替え、目の前にすぐある階段を登る。一年生のクラスは三階にあり、二年生は二階、三年生が一階である。校舎内はそこまで汚くなく、埃とかはあまり落ちていなかった。周りの高校よりかは綺麗であると感じられる。そんなことを思っていると、あっと言う間に三階に着く。三階に着き自分のクラスを探す。
どうやら俺達のクラスは階段から近いようだ。二組と書かれたクラスに入り、黒板に席が張り出されており俺は前から四席後ろの真ん中であった。ルシフェルは窓側の最後の席だった。俺は自分の席に着き鞄を脇にかける。すると前の奴が
「俺、斎藤検事よろしくな」
「よろしく俺は、時雨乃響鬼だ」
「なら、響鬼だな呼び方は」
「そうだな、検事でいいか?」
「あぁ、それでいいよ」
「この後入学式だってよ体育館で」
「当たり前だよな、俺ここで寝ていたい」
「おいおい、学校始まってからいきなりサボりか笑笑」
「ジョークだ、行くに決まってるだろ」
「分かってたけど、まぁいいや」
検事とたわいない話をしている頃ルシフェルの周りには女の子が沢山周りに居た。
「ルフェルさんは外国のかたなんですか?」
「髪の毛は、なんでそんなにサラサラなのー?」
「スタイル良くて胸もあっていいなー」
と周りの人達はルシフェルに話しかけてきた。ルシフェルは、
「私は外国でずっと住んでて親がロサアとイメリカとのハーフなんですよ」
ロサアはこちらで言うロシアで、イメリカはアメリカという意味である。周りからは「凄いなー」とか、「日本語上手だね〜」とルシフェルを褒めている。
それから数分して鐘が鳴り、皆席に着く。
「一年二組の担任である荒笠だ、皆よろしくな」
担任の自己紹介も終えこれからの流れを話す。この後に入学式をやり教科書や戦闘服の配布、構内の案内で今日は終わりだという。皆席から立ち上がり、廊下に並び担任が先頭にして体育館に向かう。
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