神と英雄のアグレメント

長谷川光太

一章転生した先

プロローグ

昔、神は存在していると言われている。


壁画には、神らしきものの姿が描かれており昔の人々はそれを崇めたていたと。


そして今この現代、神が霊体として現れるようになりそれを人は「神霊」と呼ぶ。




昔人々を引きいて立ち偉業を成し遂げた一人の人間がいた。


その人間は、皆に優しく人望が厚くその人間はいつしか「英雄」と呼ばれた。


時は過ぎその英雄は、現代に霊体として神と一緒に現れた。英雄のことは「英霊」と呼ばれた。



「神霊」「英霊」は、現代の人間たちと契約を結びあるものと戦う。


「で、なんで俺こんなところにいるんですかね?」


そこは周りには何もなく椅子二つが置いてあった。


「不虜の事故により貴方は死んでしまいました。」


そこには西洋風のドレスを見に纏った女性がいた。そこの少女は少し茶髪で髪がロングストレートである容姿だった。


「はぁ、俺は死んだんですか」


「驚かないんですね」


「まぁそうですね。大概はおどきませんしなんかもういいやって感じで。」


「あはは、ではまず手のひらを出してください」


手のひらを出し彼女が俺の手のひらを触り


「貴方は罪人ではないみたいですね、それでは貴方は天国行きに決定します!」


「何故俺が罪人ではないと言い切るのですか?」


「私は相手に触れると貴方生きた履歴みたいなのが見れるんです」


「そうですか、まぁ天国に行けるなら嬉しいですね」


俺はイスから立ち上がり天国行きのゲートに向かって行く。天国行きのゲートは座っていた右のほうにあった。


「最後に貴方の名前を教えてくれませんか?」


「名前はわかってますよね?」


「分かってはいますけど、なんとなくです!」


彼女は笑顔で名前を聞く


「時雨乃響鬼です」


「時雨乃響鬼さんですね!不慮の事故で亡くなってしまったのは不運ですが天国で楽しく生きてくださいね!」


「はい、少しの時間でしたがありがとうございました。」


俺はゲートに向かい歩いて行くとゲート急に閉じてしまった。


「あれ?」


「あれ?」


二人は向かいながらそう呟く。


「おかしいですね?」


彼女は手を耳に置き誰かと通信をしていた。


「あのすいませんどうしてゲートが、てええ!はい分かりました直ぐに向かいます!」


「あのーどうしたんですか?」


「大変です!堕天使が天界に戦争をしに来ました!時雨乃さんはここにいてくださいね!」


そう言って彼女は瞬間移動の如くそこから消えていった。


「俺どうすればいいの?」


一人取り残された時雨乃響鬼はイスにまた座り直した。


暇だ、とても暇だ、何かすることはないか、大人しく待っていよ。


そこから数時間後


誰も来ないじゃないか!何時間待たされるんだよ!俺そろそろ独り言でこわれるよ!


頭を手で押さえながら頭を振りましている


そこからまた時間が経ち、


俺はどうしよかな、そうだ飛んだり跳ねたりしよう。


意味のわからないことをしながら飛んだり跳ねたりする。


「何やってんだよ俺」


立ち上がりまたイスに座ると


ギギギギとゲートが開いた。


「お!やっと開いたこれで天国にいける」


ゲートの方に向かい歩いて行く


「この空間も悪くはなかったよじゃあな!」


ゲートに入ろうとした瞬間誰かぶつかり後ろに飛ばされる。


「ぐほぉ!」


時雨乃響鬼はそこで倒れた。


「イタタタ、ほんと強いですねあの人」


そこにいた彼女は文句を言いながら頭を撫でている。


「次は絶対に倒してみせます!待っていなさい」


彼女はゲートに向かい宣戦布告をすると、ようやく時雨乃響鬼に気づく。


「あの大丈夫ですか?怪我したんですか?」


彼女は倒れてる時雨乃響鬼に聞く


「大丈夫です。少し頭ぶつけただけなので」


「すいません、私の不手際はで。」


「大丈夫ですではこれで」


「はいすいいませんでした。」


時雨乃響鬼はゲートに向かい歩いて行く


ようやく天国にいける!と通おろうとした瞬間また後ろに吹き飛ばされた。


なんでだよ!


また吹き飛ばされた時雨乃響鬼は彼女の元に落ちた。


「すいません!結界張っていたことを忘れていました。」


「それ早く言ってくださいよ」ガク


時雨乃は気絶してしまった。


それから数分が経ち眼が覚めると彼女がそこにいた。


白い髪でその顔は誰しもを癒す笑顔があった。


えっとこれはどんな状況だ彼女の顔が上にあるからえっとこれは膝枕かな?


「目が覚めましたか?フフおはようございます」


「おはようございます。えっとこれは?」


「殿方はこういうのがお好きだと聞いておりましたので、喜ぶかと思いまして。」


「なんか、ありがとうございます。」


「いえ、こちらも不手際があったので」


そこから起き上がり彼女の前に座る。


「まず、俺は時雨乃響鬼と言います」


「カッコいい名前ですね!私はルシフェルと申します」


「まずどうしてルシフェルさんはここに?」


「呼び捨てで構いませんよ」


「でも」


「呼び捨てでも構いませよ」


ルシフェルは笑いながら怒っていた。


「ルシフェルと呼ばせていただいきます」


「はい!ではまず私がどうしてここに来たかというと、戦争に負けたから逃げてきたんです!」


「戦争?さっきの神さまが言ってたな」


「多分それはウチですね」


「それはつまりルシフェルは堕天使ですか?」


「まぁそうなんですけど、私あまり戦いは好きではなくてだから先に逃げたら天使たちの攻撃を受けここに流れついたわけです」


「さっき『絶対倒すから』とか言ってませんでしたか?」


「勝負だったら負けたくはありません!」


「そうですか、でもここに居てもいつかはバレますよ?」


「そうでした!どうしよう」


アタフタしながら考えているルシフェルが


「いいことを思いつきました!時雨乃さん転生しませんか?」


彼女はびくりな質問をしてきた。


え、いきなり何言っているんだ


「大丈夫ですこのまま天国にいきます」


「待ってください!このままだと私天使達に殺されちゃいます〜」


ルシフェルは涙目で響鬼に頼み込む


「転生とか興味ないのでそれでは!」


「待ってください本当にお願いします!」


ルシフェルを置いて行きゲートに向かう。


後ろ振り返ると泣きながらヘコむルシフェルがそこに居た。


そこにいる彼女はまさに戦場に咲く一輪の花のようにみえた。


少しドキッとした。


まぁ、ここで女の子泣かして行くほど俺はクソじゃないしな


とルシフェルに向かい歩いていった。


「泣くなよルシフェルほら涙拭いて」


響鬼はルシフェルに手を出し、ルシフェルはそれにつかまり立ち上がる。


「ありがとうございます響鬼さん!」


その笑顔はまさに女神の微笑みを思わせるものだった。


「で、俺はどうすればいいんだ?」


「はい!まず私が作った魔法陣の中に入ってください!」


響鬼は魔法陣の中に入り何故かルシフェルも入ってきた。


異様に近い、それだと当たる色々と当たるから


「少し離れてくれないか?」


「ダメですか?」


ルシフェルは上目遣いで聞いてくる


これは断れないな。


「ダメじゃないかな?」


「はい!ではここからある場所に転生します肉体はこのままなので大丈夫です!では行きますよ」


ルシフェルは詠唱を始めた。


詠唱が終わると魔法陣が光りだす


「おおー、なんかすごいな」


「そうですか?私は見慣れてるから何も」


そうしているとゲートとから、


「堕天使ルシフェル覚悟!」


天使達が数人現れ、突っ込んできた。


「ヤバくないか」


「はい、とてもやばいです!」


「堕天使ルシフェルどこに行く気だ!」


と天使達が武器を構えこちらに飛んできた。


「転移門開口では行きます!」


転移門に引っ張られ転移門に入っていった。


天使達はルシフェル目がけて武器を投げたが当たらず武器は飛んでいってしまった。


「くそ!急げルシフェルはあそこにいったはずだ!」


天使達は急いでゲートに向かい出ていった。


そこから数分、


「ごめんなさい!響鬼さん待たせてしまって、あれどこにも居ない?」


茶髪の彼女は響鬼がいないことに首を傾げた。



ルシフェルと響鬼は転移門の中で会話をしていた。


「で、転生した先はどこなんだ?」


「場所は日本です」


「あれ?転生と言ったら異世界ファンタジーですよね?」


「誰しもが転生場所が異世界とは限りません」


「少し希望を持った俺がバカでした」


「でもそこの日本は少し違いますよ」


「と言いますと?」


「それは、あともう少しでつく見たいです」


「そうかまぁ、頑張りますよ」


「はい!何とぞ不束者ですがよろしくお願いします!」


そんな挨拶をし異世界(日本)に着くとそこは少し未来感がある日本だった。














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