俺たちのハーレム計画
@Kanonnendres
第1話 俺たちの始まり
ジリリリリという音で目が覚めた。まだ6時だというのに。誰だ!セットしたのは!というが、セットしたのは俺だったな。
「はぁ、起きるか」
まだ朝だからか体がだるい。
「そういや、今日入学式だったな」
自分のことだというのに忘れていた。俺の両親は海外出張に行っていて、入学式である今日も帰ってこない。何のアピールだという人もいるかもいれないが、これだけは言っておきたかった。
「じゃあ、行ってくる」
俺は朝食を5分で済ませ、家を出た。何故誰もいないのに行ってくる何て言ったのだろうと、思っただろう。ここで追加説明。俺はオタクだ。部屋にはバイトで稼いだ金で買ったポスターなどが貼られている。とてもじゃないが女子を呼べるような部屋ではない。俺の説明はこのくらいか。ん?俺の名前?あぁ、すまん。忘れていた。俺の名前は七星伊月だ。ハンドルネームか!と友達に言われたこともあった。だが俺はこの名前を煩わしく思ったことはない。だって、ラノベの主人公みたいな名前じゃないか!
「ねぇ、ちょっといいかしら」
あぁ!神様はいたのだな!ありがとう!
「き、聞いてる?」
俺は今まで神様を信じたことはなかったが、今!今信じた!
「ねぇったら」
こんなにも素晴らしい名前をつけてくれる親を恵んでくれてありがとう!あ、あとこれからの高校生活を素晴らしいものにしてくれれば完璧....
「ちょっと!聞きなさいよ!」
「え?」
「さっきから呼んでるんだけど!」
「すんません」
入学式の朝、ツンデレに遭遇。あれ?俺、異世界転生しちゃった?事故にあって女神様に助けられた?
「ふん、まぁいいわ。あなた、星屑学園の生徒でしょ?」
「そうだけど」
おい、ツンデレちゃん、曲がり角なんだからパンくわえながら走ってこいよ!常識だろ!(非常識)
「本当に聞いてる?」
「あぁ、すまん何だ?」
「だ、だから!私星屑学園の入学式にでなきゃなんだけど、場所が分かんなくて、案内してくれないかなって言ってたんだけど.....」
「別にいいけど」
「本当に?じゃ、よろしくね!」
ともあれ、俺はこのツンデレちゃんと学園に行くことになった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます