あとがき

 さて、勢いのままに始めてしまった自主企画、あなたの作品を紹介させてくださいも、無事に全ての紹介を終えることができました。


 万感の思いです。


 84作品は、それぞれの輝きを存分に発揮しており、全ての物語が想像とともに私の中で息づいております。


 ごめんなさいそこまでは嘘です(正直)。


 いやでも、改めて物語のもつ力というものに、圧倒されっぱなしです。


 そのアイデア。


 その言葉選び。


 そのキャラクター。


 その展開。


 どれもこれも、素晴らしい輝きです。


 悔しいことに、絶対に私には書けないでしょう。


 それでいいのです。


 皆様方には皆様方の紡ぐ物語がある。


 それはきっと大いなる希望なのです。


 似たようなものはありますが、その煌々とした宝石はあなただけの物です。


 その煌めきを、より一層磨きをかけて欲しいと、正直に思いました。





 一つだけ聞いてみたいことがあります。


 今回紹介文を書かせていただいた7作品。


 紹介文の出来だけであれば、皆様はどの紹介文が好みでしたか?


 参考までに、教えていただけるととても嬉しく思います。


 普段は応援コメントなんて恥ずかしいと思われる皆様も、少しだけ踏み出して欲しいです。


 そのちょっとした交流を、私は楽しみにしているのですから。


 よろしければ、よろしくお願い致します。






 個人的な話ですが、私が物語の中で一番大切だと思うところは、物語を決定づける冒頭部分。




 よりも全てを集約したエピローグだと思っています。


 最後の最後に物語を表して形をつけるもの、それがラストシーン。


 どんなにいい物語でも、尻すぼみ的になってしまうと、最後に見るからこそ魅力は半減してしまうように思います。


 そしてもっと大事なことは、




 どんな形であれ、終わらせることだと思います。




 永遠は、ないよ。




 ふざけているわけではなく、形あるものは風化し、色褪せ、消えゆく運命です。


 形になって完成して、朽ちていくことは、至上の喜びであるように思います。


 どんな歪であっても、きちんとした終わりがあること。


 それだけいいんです。


 終わりがあるからこそ、気になると思いますから。


 まだ物語を執筆中の方も、


 正しくなくてもいい


 劇的でなくてもいい


 形として、終わりを迎えられることを、祈っております。







 そんなわけで、この作品紹介も終わりが近づいてきました。


 紹介を通じて、新たな出会いはありましたか?


 作品を紡いでいく、力となりましたか?


 何かためになる、学びはありましたか?




 どんなことだっていい。その経験は血肉となり、いずれあなたを象る一部となります。


 自分でも意識しないほんのすこしの出会いは、きっとお役に立っていることでしょう。


 私は割と無力だと思います。


 なぜなら、力をつけていくのは、これを見ていただいた皆様だからです。


 皆様が、自ら成長していくのです。


 きっとそのように、思います。





 最後まで見ていただき、応援していただき、そしてご参加いただいた皆様方。


 本当にありがとうございました。


 私もまだまだがんばっていくことでしょう。


 作品の中でも、どこかの企画でも、ひょっこり覗いた近況ノートでもどこでも構いません。


 ここで出会ったのも、何かのご縁。


 またどこかで、お会い致しましょう。


 次に紹介をさせていただく作品は、




 あなた様のものであるのかも、しれません。








 あなたの作品を紹介させてください




 〜Fin〜














(あれ? 完結済みになってなくね?)


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