八重花地獄 百八銀行様

 文学とは、なんなのでしょうか?


 ただの小説をより学問として高めたものであると、イメージだけで思います。


 意味が通っているのかはわからないですが、あらゆる言葉の羅列に美しさや、表現や読者側にも読み取る能力が必要となるくらいの物語。


 娯楽よりも、優美さや深淵を覗くような得体の知れなさこそが評価となるもの、かもしれないです。




 八重花地獄 百八銀行様


 https://kakuyomu.jp/works/1177354054882621957


 その文字の集合は、ぼんやりとした曖昧さを孕む絵のようで、見いだせるだけの認識が得られれば、芸術と呼ばれるのかもしれないです。


 不思議で独自の世界観が、突きつけられます。


 わかるようでわからないようでわかる気がする。


 煙に巻かれているようで、実は信じがたい現実の刃を振りかざされているような。


 小説に本来感じる心の揺らぎ以上の何かを感じるために、お読み頂くのも一興かも、しれません。





 あっ、唐突にやんちゃな人格である暴祐くんに人格を乗っ取られた。


 よみづれえ!

 村上春樹もよみづれえと思ったけれどそれ以上だわ。

 何より意味深なことを言っているようで、割と当たり前のことを注釈してるだけじゃねえか。はりぼてか。




 ハッ。意識が戻ってきました。


 なぜだろう、記憶がないです。


 哲学的とすら思ってしまう力のある物語、オススメです。

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