鉄血のシュピルツォイク 森野広一様

 台風で電車が止まってくれなかったので、普通に出勤でした。


「電車が止まって行けないんですよー」って明るく言い放とうと思ったのに。


 鉄道関係にお勤めの皆様方、お疲れ様でございます。




 鉄血のシュピルツォイク 森野広一様


 https://kakuyomu.jp/works/1177354054880687957


 現実であれば第二次世界対戦の時代、戦争の火種は燻っていました。


 大国に立ち向かう軍人が主人公なのですが、ふとした拍子に、超古代技術の搭載された、美少女オートドールを発見します。


 ただし、あくまで愛玩用。戦闘用ではなく。


 戦闘のモードはありますが、愛玩用であるため、基本的には主人公のお世話をしたり、皮肉をぶつけるなど、物語の雰囲気づくりに活躍しているイメージです。


 戦争をテーマにする以上、人の生死は発生しますし、虐殺や略奪などの悲劇も起きてきます。


 どうしても物語の雰囲気は暗い色彩を持つものですが、オートドールヴィクトリアの呑気なキャラ性もあって、とてもライトな空気感です。


 あくまで、愛玩用ですから。


 とはいえ、戦闘では遺憾無く力を発揮するチートっぷりも、物語のアクセントでしょう。


 なかなかチートな斬鉄剣や気を使うキャラなどとともに暴れまわります。


 きちんと完結しているので、結末まで辿れるため、変に消化不良感がないことは、ありがたいですね。




 さて、長所をひっくり返してしまうのですが、


 戦争をテーマに扱っているのに、戦場での空気感の軽さは、賛否両論分かれるところでしょう。


 全編ギャグなら、それでもいいのです。


 ギャグ漫画日和に、感動は求めないですから。


 物語を読んでいて、ドキドキしたり悲しんだり、憤ったり、その揺さぶられた感情の幅が、物語への思い入れを生んでいくのかもしれません。


 そして、文書表現が簡潔すぎるところもあると感じました。


 例えば、〇〇は撃たれて死んだ。


 という文には、感情がなく、情景がないです。


 銃弾が空気を裂くような唸り声をあげ、〇〇の体を無慈悲にも貫いた。溢れ出る鮮血を視認した時、グラリと体が揺れ、膝から崩れ落ちた。表情は絶望に歪み、自らの死を悟り悲しんでいるようにも見えた。


 極端すぎて後から消してしまいたくなる文書ですが、文にどのような味を加えるかが小説の楽しみだとおもうのです。


 味を加えるか加えないかも、作者様の自由だとは、思います。


 ただ個人的には、呑気で飄々としている強キャラは好きなんですけどね。





 連勤から休んで再び仕事に行くと、いかに先週は疲れ切っていたのかがわかりますね。


 ほんとうに、週休2日は欲しいです。いります。


 あー休む。絶対に代休を使って休んでやりますからね。


 やることはもちろん。


 このエッセイの更新……。




 ぎゃんばる(小声)。

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