紹介作品の一例) 第3惑星より愛を込めて

 一例という名の宣伝です(もはや隠さない)。


 こんなことを書いている間も、自主企画のルールを練っている最中でして、本番の開催は、もう少々お待ちください。


 来週辺りに開催しようかということと、その後のカクヨムコンテストに影響がないように、期間としてはカクヨムコンの一週間前には終了するように致します。


 カクヨムコンとまるで関係のない作品を出されるのであれば、特に気にする必要はないですけれど、できる限りの配慮はさせて頂かないと、とは思います。


 そんなわけで、果たして違う切り口から紹介できるのか、今考えながら書いているので未知数ですが、とりあえずやりましょう。


 物語のテーマは「何事も行動」と「想いの繋ぎ方」です。


 いきまーす。




 次のニュースです。


 二つの地球を繋ぐ惑星ユーフォリーとの二日間だけの接続が果たされたと、速報が入りました。


 それに伴い開催中である星繋ぎの祭会場は、大いに盛り上がっております。


 歌とダンスの大会があったり、リアルマジックショー。さらには、ここでしか味わえないお菓子がたくさん売られております。


 エルフや天使に妖精。悪魔やミノタウルスなどなど、ファンタジー世界にしか存在しないような住人も、二日間だけのお祭りの最中、様々なショーやフレンドリーな対応で皆様を楽しませてくれます。


 奇跡が生んだ産物、幻のような奇跡の二日間を、ユーフォリーで過ごしてみるのも、よいかもしれません。


 そこには幼い頃に再会を約束した、可愛い二人の物語が見られるかもしれませんよ。




 ちょっとドジで、肝心なところでミスをする陸也は、もう一つの地球産の黄色い花に、告白の練習をしていた。


 十年前の星繋ぎの祭で出会った少女に、想いを伝えるためだ。


 たった二日のうちに、見つけ出して告白をするんだと、息を巻いていた。




 陽気で無邪気な綿菓子のような少女、明菜は星繋ぎの祭に備えてヨガをしていた。


 どんな楽しいことが待っているのかしらと、色気も何もない様子だった。


 それでも、一人だけ気になっていたのは。


 十年前に出会った、少年のことだった。




 会えそうで会えない二人のすれ違いに、協力したのはユーフォリーの住人だった。



 見つからなかったら、空から探しましょう!



 男なら、助けに行かなきゃね。



 そして陸也は自問する。


 再会して告白しても次にいつ会えるかはわからない。惑星間が繋がれる奇跡は二日だけ。


 会えない間


 ずっと好きでいられるのだろうか?




 積もった思いが


 再会が


 もたらしたほんの小さな奇跡とは




 こんな可愛らしい姿が見れたのだから、もう充分だと思った。





「俺のことは、忘れてくれて構わない」





 二人の距離が物理的な逢瀬を不可能にした時。


 初恋は、終わった。




「いやいや、とんでもないファインプレイをかましとるよ」





 恋心なんて何も知らなかった。


 明菜は不安だった。


 陸也は自分のことを好きなのか。


 自分は


 陸也のことを。




 淡く不確かな思いが、確信へと変わったのは、


 陸也だからこそ実現できた


 アホらしくも愛おしい奇跡だったのかもしれない。




「今日よりも明日、もっとあなたを好きになる。そんな気がするのです」




 第3惑星より愛を込めて


 大砲と黄色い勿忘草




 奇跡と愛で満ちた異世界の惑星で、あなたをお待ちしております。


 今日も明日も明後日も


 きっと毎日が待ち遠しくなる素敵が待ち受けていることでしょう。






 2万字の短編を語るにはこの分量はどうなのでしょう。


 あまりセリフをピックアップするというよりは状況説明が大半となっている気がします。


 2万字制限なのに設定と展開を盛りすぎたのは事実……。


 まあでも、全て思い入れのある自らの作品の中でも、一際他の作品とは違う想いがあるので、どうしても一例に上げたかったのです。


 今だから言えますけど、書き終わって自分でチェックしている時に、キャラに感情移入しすぎて泣きましたからね……(えぇっ)。


 どこで泣けるのっていう話ですが、ラストは自分が、すごい好きなのです。


 もし引かれた方がいましたら、いってやりますよ。


 正しい判断だって!(えぇっ)




 とまあ宣伝と豪語しておりますが、修行の一環でもあるので、やってるうちにさらなるスキルアップを目指します。


 短編、中編、長編、特に縛りはないので、お好きなようになさってください。




 ……でも文字数が多すぎるときついんだな(本音)。

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