MASAI’s never knows


飛行機で十数時間、マサイのいる聖地に辿り着いた。


それはもう壮絶な飛行時間だった。


私は機内で一言も喋らず固まったまま。


CAの人が声をかけてもただ頷くだけ、怖かったのだ。


窓の外を見ようにも丁度そこは羽部分。


景色どうこうの話じゃない。


でも良い。


とりあえず着いた、やっと着いた!


逢える!


あの憧れてたマサイに!!


私は早速その場で裸になり、大切な部分に葉っぱを付けて、その辺に落ちてた槍らしきものを持って構えた。


さぁ、いつでも来いマサイの戦士達よ!


ウンバボの準備も出来てるぜ!!


飛行機の事は忘れよう、うん。


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