第22話 とにかく1カ月何もないことを

施設の方からは、「特に問題ない限り、来ていただく必要はありません」と「ただ、月に一度くらいは面会という意味で、支払いは窓口へ来て頂いて現金となります」とのことでした。

末締めの10日払いということで、約2週間後になります。

まあ取り敢えず、次の日曜日に来ようと思いました。

そして、翌日入院していた病院へいき、支払いを済ませました。

本来であれば、お世話になった方々にお礼を言うべきなのですが、正直なところ、わざわざにはいいかという気持ちでしたので、「まあええか」と割り切り、病院は一切済んだものとしました。


そして日曜日に、おかんの所へ行きました。

おかんは、場所的にどこやといった懸念はあるものの、調子はよさそうです。

また、病院と違って、ご飯が普通にちかいことや、おやつが出たりでそのへんは気に行っているようです。

まあとにかく、このまま1カ月を無事過ごして、長期に切り替わることを、願うばかりでした。

そして、次に訪問したのは、約10日後、請求出来ているというので、訪問しました

仕事帰りに寄ったので、ちょっとだけ声を掛けて帰りましたが、調子はよさそうでした。

その後は、しばらく訪問もしてませんでしたし、特に連絡もなく、安心していました。

ちょうど入所して20日目ごろでしょうか、施設から「お母さん少し熱があり、下がらないのですが」というのです。

入院中も、熱出たりしてたが特に何かすることもなかったことを伝えると、「様子を見ますが、このまま熱が下がらなければ、病院へ連れて行きます」と言うのです

つまり、その時点で、退所となると言うことです。

たいそなこと違うのにと思いながらも、「わかりました」と電話をきりました。

回復することを祈るのみでした。

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