嘘つきの正直者

上手く生きてゆけない

毎度お馴染みの言葉を使って

人生の言い訳に使う

不平等に足掻くからこそ

生き物の生は等しく美しく気高く

されど醜悪

そんな言葉を欲し、作り、理詰めにし

やはり言い訳をして生きていく

それがパフォーマンスになるのか

教訓になるのか、デモンストレーションと

ヘイトスピーチになるのか

発信源は何時だって曖昧であった

ただ、そうなんだ、と一言いえればいい方で

そんな訳がないと叫ぶのは息苦しく

弾圧に己の価値を見出した時

その人の生とは何だろうか

やはり、圧迫され風船が割れた方がきっと

諦めがつくのだろう

正直者が痛い目を見ると

どこかで聞いた気がした

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