例えばの話
例えば明日死ぬとしたら安楽死がいい
しかし痛みを伴えば麻酔をして混乱させておくれ
意識があってやかましい親族の言葉など聞きたくもない
今更、涙を流しても意味がない
お前たちは俺たちを大事にしなかった
最後は自分たちが片付けるべきだと考えていたが
そんな猶予はなく、トントン話に事は進み
結局はこのざまだ
泣いているらしいが笑っているだろう
笑っているが少しは悲しんでいるだろうか
死人に口なしとは正にこのこと
俺は寝ながら死んだ
と、思う
痛かったかもしれない、苦しかったかもしれない
ああ、想像するしかない
死の間際に間に合わなかったのだから
私は想像するしかないR.I.P
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます