陳列棚

イラナイモノやキライナモノを並べてみる

それはそれはデパートの商品のように並べてみた

なんのこともないでしょう。ただただ「キライ」「イラナイ」で済む話


しかしどうしても並ぶのです

撤去も許されず、許さず、憎まれ憎み、行ったり来たりの繰り返し


野菜ならよかったかも、お肉だったらよかったかも、私の嫌いなものだったら

こんなにも悩まずに済んだかもしれません

今日も透明な「イラナイ」「キライナ」何かが店頭に並びます

安売りセールは何時でも実施中。値切りをできそうで出来ないそんな日々


重い買い物かごを持ちながら潤んだ瞳で見たとして

何も変わらない、透明な、透明な純度で目の前にあります


それでもなくせない透明な何か

どちらも選んでもハッピーエンドで

どちらを選んでもバッドエンディング

私が患うこともないのに悩んでる

ああ、「キライ」と「イラナイ」陳列棚に並べられたら

少しは気が楽になりましょうか


でも私は、それを撤去できません。申し訳ありません

まだ諦めることが、整理することができましせん


いつか答えを見つけられるのか、まだ、まだ、怖い

キライとイラナイがあれば、いつか報われますように

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