陳列棚
イラナイモノやキライナモノを並べてみる
それはそれはデパートの商品のように並べてみた
なんのこともないでしょう。ただただ「キライ」「イラナイ」で済む話
しかしどうしても並ぶのです
撤去も許されず、許さず、憎まれ憎み、行ったり来たりの繰り返し
野菜ならよかったかも、お肉だったらよかったかも、私の嫌いなものだったら
こんなにも悩まずに済んだかもしれません
今日も透明な「イラナイ」「キライナ」何かが店頭に並びます
安売りセールは何時でも実施中。値切りをできそうで出来ないそんな日々
重い買い物かごを持ちながら潤んだ瞳で見たとして
何も変わらない、透明な、透明な純度で目の前にあります
それでもなくせない透明な何か
どちらも選んでもハッピーエンドで
どちらを選んでもバッドエンディング
私が患うこともないのに悩んでる
ああ、「キライ」と「イラナイ」陳列棚に並べられたら
少しは気が楽になりましょうか
でも私は、それを撤去できません。申し訳ありません
まだ諦めることが、整理することができましせん
いつか答えを見つけられるのか、まだ、まだ、怖い
キライとイラナイがあれば、いつか報われますように
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます