一羽

阿呆のすることと、すぐやめた

なんともつまらぬ争いだろう


運よく小隊行動ありがとう

全ての奴らと山籠もり

山菜多くてありがたい

やはり肉も食いたいからさ


夜中の村に降りて鶏一羽

軒先に山菜おいて謝罪の意思を


終わりを待って数か月

仲間は誰も異論を唱えず

償い出来ずに、一生苦しみ泣き暮らすよりはと

いい仲間だから生き抜こう

誰も殺さず生き抜こう


終わりに皆で集まって、隊長殿に報告だ

任務はこなしたと口裏合わせ

これで帰れる、楽なもんだと

流れる報告、聞き流し


知っている村の名をを聞いた

一片残らず片付けられて

一片残らず奪われて

老若男女を嬲り自慢


乾いた笑いが零れ落ち、

結局、悔いる人生だ

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