残念イケメンは進化する

@senguuji

第1話 青春とはなんぞや?

青春とは、若い時代。人生の春にたとえられる時期。希望をもち、理想にあこがれ、異性を求めはじめる時期である。そう、リア充が増え始める時期なのだ。特に、俗に言うイケメンは、彼女ができやすいはずなのである。しかし今ここに、この人間の絶対定理に逆らうイケメンが存在した。


「あーあ。結局卒業まで彼女できなかったねー。ザンネンだなぁ。」


と、楽しそうに笑う。この物語の主人公である、、はずがない。だったら今、喋っている奴は誰だというツッコミが入ってしまいそうだ。というか、自分でツッコんじゃうところだったよ。誰だよ台本書いたやつ。俺は藤本 高臣。今さっき中学の卒業式が終わったところだ。そして、さっき出てきたこいつ、こいつは佐藤 秋人。今思えば死ぬほど悔しいが、俺の一番の友達だ。


「黙れ。」


イライラしながら俺は言う。


「そんなんだからこんなにイケメンなのに彼女一人できないんだよ。」


「余計なお世話だ。」


俺たちは自分で言うのも何だが、イケメンだ。街を歩けばいつも女性からの視線を浴びる。特に、この佐藤 秋人は告白において3年生になってから通算123回受けるという快挙を成し遂げている。しかもその中には教師すら混じっているくらいだ。ん?今ここで読んでいる読者は疑問に思っただろう?このままいけば、タイトルと、あの無駄に壮大な前振りとは別物になってしまうと。しかしご安心を。そんなことには絶対ならない。このまま読んでいけばそのうち分かってくる。まあそれが主人公である俺の欠点であり、俺にとってこの物語最大の問題であるのだが‥‥。ああ、今後は俺がこの物語のナレーター的存在、時々秋人がひやかしに出てくるけど基本は俺です。よろしく。おっとそろそろ高校の入学式の場面らしい。では、ここからが本編だ。前振りが長くなってしまったがために、すでにブラウザバックしてしまった人も数知れずいると思うが、ここまで耐えた人、よく頑張った。おもしろいかどうかは保証できないが、頑張って書いた馬鹿筆者の気持ちになってくれれば耐えられる。がんばれーー!


(なぜ、いきなり中学の卒業式から高校の入学式の日に飛んだかを知りたい人は読んでって。切らない人は唾を吐いて次に進んで。ではなぜこんなことになってしまったかと言えば、、、、ただ卒業式から入学式までで登場人物紹介が出来なかったからです。まっこと申し訳ございません。by.senguuji)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

残念イケメンは進化する @senguuji

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る