　と謝罪……。

　その後に、今儂のことを力押ししている勇者と刺し違い。後顧の憂いを絶ち──。後に残る儂と殿とを赤い糸で繋ぐ絆である。我が娘が安堵して暮らせるようにしたい。

　また儂自身が、そう思うと？

　殿に見てもらいたい二人の娘……。

　そして殿に儂は、こんな台詞を告げたいのだ。

「どう～？　あなた～？　これがあなたの娘よ～。本当に大きくなっているでしょ～？」

　と、告げる。

　でッ、儂は告げ終えると。

「できれば～。あなた～？　今後は、親子三人で仲良く暮らしたいの～。あなたが～。わらわのことを許してくれるなら～。二度とあなたを放置するようなことはしない～。わらわは～、今後は、あなたの良き妻になれるように振る舞い尽くすから～。あなた～。此度は許して欲しい～」と。

　殿に再度謝罪……。

　その上、儂の願望と嘆願も殿に聞いてもらい許してもらい。一人の女性……。妻として幸せに暮らしたい願望があるのだが。

　それは叶わぬ夢だと思う？

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