非常に哲学的な、思わず立ち止まって考えさせられる短編でした。無って怖いですよね。何も無いとか言われると、僕も不安になります。でも僕も「何も無いなあ」って気分になってる時もあるし、いや「気分になってる」ってことは無はないってこと……?登場人物の最後のサラッとした一言で、全て救われた気分です。無いことを無闇に考える必要も無いのかな。気楽に行こうと思えました。