明度

そこには暗い中道が浮いているだけだ。わたしの身体はもうない。ただ潜り続ける意識の中で幻覚の体が足元の死を拾う。どうやら骨は崩れてそこに存在するだけだった。その死の名をわたしは知らない。傍にある茶色い箱が役割を求めていたから、頭蓋を拾いつづけた。ずっと向こうまで誘うように落ちていたものだから。

いつのまにこんなところまで来たのだろう。わたしは…わたしは。記憶って身体の方にあったのだろうか。それもわからない。


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       無駄にしてきたんですすべて

       すべてですこの手は動いても

       わたしじゃないですこの手、

       使い回されて古びていくだけ

       の人生なんです世界環境のこ

       と自分に投影してカワイソー

       自業自得(人)ごめんなさい

       って言っても    ?/も。

       それだけがとりえなんです若

       さ/消耗品なんです明日はまだ

       来ないんですいつになったら

       朝が来るんですか光(そうい

       えばあの時てのひらに収めた

       死はだれかの果てだったのか

       と思うとそれはなんだか、幸

       [愛でどうにかなるもんじゃ

       ないことは知ってたんだみん

       な]やだなあって思うんだ、

       ここに春も秋もない


別にいいんだって人が居なくたってわたしは。「   !」 誰に理解されなくたってわたしには光を見る目がここにあるから。そうして暗い道の先には/明転:朝日はわたしのためには昇らない

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