くしゃみ大魔王

私はどこにでもいる中学2年生の女子。花粉症でもないのに毎日のようにくしゃみがでる。もしかしたらくしゃみをすることでどこかでランプの大魔王がぼよよよーんとこの世のどこかでは出現しているのかもしれない。そうして私はまた鼻をかんだ。このくしゃみというやつは厄介で出たら出たですっきりはするが食事中などにもよおしたら大変な惨事になってしまう。なので駅前でもらうポケットティッシュが私の相棒だった。そしてこの瞬間にもまたくしゃみが出ようとしている。私はそれが出るのを準備万端で待っていた。しかし、くしゃみは一向に出ようとはしないのであった。むずむずを感じているのに出ないというのは大変もどかしいものだ。それから私はくしゃみ出そうで出ない女という大変不名誉なあだ名までつけられたしまつで、一度でいいから思いっきりくしゃみをしてみたいものだ。


はーっくしょん!



出た!思いっきり担任のカツラのうえに唾液がかかった。

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