SFには普段あまり馴染みがない僕でも飛躍した設定も魅力に変えるほどスルスルと引き込ませる危なげない文章力の安定感が素晴らしすぎて素晴らしいとしか言えなくて自分のボキャ貧がかなしい。
作者様の作品『プラネット33』の後日談的なスピンオフ作品です。本編の重厚で熾烈とした展開と打って変わって、作中最強の人物の、その後の日常が描かれています。見た目って大事かという命題。そりゃ大事ではあるでしょうが、それよりも、やっぱり。何が本当に大切なものかを見極めていくこと。それこそがより良い人生なのでしょう。そしてそこに、赤ワインのリゾットもあれば尚良し。