お小遣い

「リョウタロウ!またアンタ余計な物にお金遣って!」


「母さん!この子達は物じゃないよ!俺の彼女だよ!」


「ネクタイのどこが彼女ですか!しかも35枚も買って!」


「どれも大事な彼女なんだよ! 」


「捨てます!!」


そう言ってリョウタロウの母親はネクタイ全部を捨てた。


そして…


「リョウタロウ!今月お小遣いなし!!」


そう言い捨てた。


「えぇー!?」


「一度自分でお金稼ぎなさい!」


「父さん!」


「あなた?リョウタロウにお金あげたら絶縁しますからね?」


「そんな!?すまない、リョウタロウ…」


「…と言うわけなんだよ…」


ソウヤとシュンに経緯を話した。


「そりゃそうなるわな」


即答するソウヤ。


ここでシュンの神の一言が。


「そういや、たこ焼きや焼きそばも売ってるお好み焼き屋が募集してたで?」


その言葉にリョウタロウはシュンの両手を取り。


「それだ!ありがとうシュン、愛してる!」


「あ、あぁ…」


こうしてお好み焼き屋さんに足を向けたのであった。




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