第十五回 見誤るな、惑わされるな

 昨夜遅く、びっくりするほど反響がない「走狗のさだめ」一人反省会をしていた事から、


「筆は進むのでスランプではないが、何を書いても読まれない、楽しんでもらえないという、自信喪失という意味でスランプ」


 という、ツイートをした。


 僕が弱音など珍しい、と思ったのか、「大丈夫ですか?」という心配の声をいただいた。

申し訳ない事です。


 大丈夫。


 夜が思考をマイナスに導いたのでしょう。



 結局、どう転んでもなろう受けする作品は書けないし、書くつもりもない。


 何の為に書くのか? プロになる為? 直木賞の為?


 いいや、それは過程に過ぎない。

 結局は、自分が理想とする時代小説を書く為。藤沢周平や池波正太郎に近付く為。

美学を具現化する為だ。



 ならば、答えは一つ。



 数に惑わされるな。己のセンスを信じ、書き続けろ。




 YOYO、すなわちユーア・オン・ユア・オウン(自分の道は自分で拓け)なのだ。

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