この素晴らしい喫茶店で良き夢を!(仮)

hiromi2号

詳細なあらすじ

 女が3人よらば姦しい(かしましい)。

 それでは4人集まれば?お祭り騒ぎになるのでしょうか?


「仮面の悪魔に相談を!」の作中でバニルにみかじめ料を納めることになった喫茶店の悪魔っ娘。


 挨拶用のお土産や、写真集などを購入する小遣いなどもある程度は貯蓄していたようですが…2巻での会計のお姉さんはこのように述べていました。


「私達にとって、お金は人として生活していけるだけの分があれば十分です」


 お店の経営にはそれなりの維持費がかかります。家賃、水道代、光熱費、筆記用具、印刷費用、etc...etc...


 悪魔族であるサキュバス達は感情を主食としているので、本来ならば通常の食料を調理をする必要もないとは思います。


 喫茶店の客達は、飲食店であるにも関わらず、食べ物や飲み物は何一つとして注文していないことなどから、メニューすら無いんじゃないかと思われますが…


「この愚か者達に脚光を!」ではダストをお持て成しするために料理が振る舞うことも出来ると述べられてるため、通常の喫茶店として運営することもやろうと思えば可能みたい。

 そういえば、11巻では紅魔族随一の魔性の妹に手作りお菓子を振る舞っていましたね。


 どれだけの期間を、サキュバス達がアクセルに潜伏しつつ、お店を経営してるか解りませんが…そこそこ長い時間を頑張って、共存共栄できるよう努力してきたんじゃないのでしょうか?


 web版ではサキュバスの棲みついた街などは成婚率や出生率が極端に低下すると言われていましたが…アクセルは、その影響は比較的に少ないようです。

 その根拠。降臨したてのアクアとカズマが行っていた土木工事。初めの内は頭のおかしい紅魔族が街の近くで穿ちまくったクレーターを埋める作業をしていたみたいなのですが…カエル討伐クエストを行う直前は外壁の拡張工事をしてました。

 そう。アクセルの街の人口は順調に増えてるようです。孤児や疎開先として選んだ移民達もいるのでしょうが…ウィズのお隣さんは未亡人のようですし、果物屋さんの倅はニートのようです。一般人は普通に結婚したり、出産したりしているようです。

 それもそのはず。サキュバス喫茶を利用するのは主に男性冒険者。冒険者を引退した警察関係者も利用しているようですが…行き遅れて困っている女性は冒険者や彼らに触れ合う機会が多いギルドの受付嬢や女性検察官だけです。少し違う趣味など持って、違う世界に触れあえば、出会いが訪れる機会もあるとは思いますが…余程に仕事に熱心なのか、或いは趣味が宜しくないか。ルナさんは前者で、セナさんは後者なのかな…

 兎にも角にも、アクセルで喫茶店を営んでいるサキュバス達は、かなり真剣に人類との共存を望んで慎ましく活動しているようです。


 そんな健気な彼女達ですが…流石に地獄の領主が近くに住み着き、バイトをするとは思っていなかったのでは無いのでしょうか?

 手配書は廻っていたので、魔王の幹部もやってることは知ってたでしょうが…その役職上、勇者に討伐されて地獄に強制送還されるのも、仕事のうちだと割り切っていたんじゃなかろうか。


 それがまさか、契約に縛られているとはいえ、魔道具店で住み込みバイトをすることになろうとは…


 まぁ、そんな感じで、上納金などを支払うことは、サキュバスたちの経営計画の中には予定されていなかったと思います。

 想定外の定期的な出費。ある程度の貯蓄はあれど、薄利多売でやってきたお店が傾く理由には成りえます。地元の冒険者達の懐はそこそこ潤っては居るので暫くは値上げなどでも乗り切れるとは思いますが…きちんと各種の税金も納めているとすれば、あまり長くは続かないとも思えます。


 そんな理由で。

 せっかくお店があるんだし、寝る必要のない悪魔族の基本スキルを利用して。

 もっと別の客層からお金を落として貰えないか…その為にはどうすればいいのか…

 そういう内容の事柄を商売上手なお得意様に相談する。


 そういうところから始まるif物語ストーリーです。


キチンと書き上げられるかどうかは理解らない。

そこそこ時間がかかるかも。

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