僕らの初恋

波"弥☻

りくと初恋

ある晴れた日。

りくは、歩いていた。

てくてくてく。

風はひゅうと、頬を撫でた。

たったったと走り出した。

あぁ。今、ボルトになった。

隣を自転車が、颯爽とかけて行く。

T字路が見えてきた。

右だったな。

スピードを緩めず左に曲がる。

そのとき。

りくは後ろに飛んでいた。

てんっ....てん。と尻もちをついて。

いったぁい。

何か云い返してやろうって伸ばされた手を掴んで、相手の顔を見た。



「すきです。」






りくと初恋。

END

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