20191207_祝

はっきり言って僕は1ミリも祝いたくないけど、それでも君のことを祝おうと思う。僕は君のことが大好きだし愛しているし幸せを願ってやまない。誕生日とかクリスマスとか正月とか受験突破とか企業の内定とか昇進とかそういうことは数えきれないほど祝ってきた。

けど、それはそれとして今僕は君のことを祝いたくない。むしろ「なんで」「どうして」と問い詰めたいくらいだ。それをしないのは僕が大人だからであり、ヘタレだからではない。決して。決して!! とはいえこうしてうだうだしてても仕方がないから下手くそな笑顔と花屋のお姉さんがいい感じにしてくれた花束を君に押し付けてこう言おう。

「結婚、おめでとう」

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