第4話
理事長室から出た転――すると、転の腹部に飛び込んでくる影。
「あら――」
「ころちゃ~ん。がぅがう」華秀が、にぱぁ。と、可愛らしく転を見上げていた。「たっくさん怒られた?」
「ええ、もう寿命が縮まるかと思いましたよ」転はくっ付いてきた華秀を離すと、そのまま向きをこれから向かう方へくるり――。「相変わらず懐っこいですね。このまま連れ帰って枕にしたいくらいです。どうですか? 私専属の枕になるつもりは――」
「ないよぉ。ころちゃんと1日常に一緒だと疲れちゃうもん」
「……この小動物系幼女はオブラートという言葉を知らないのでしょうか?」
「あれないとお薬飲めないよねぇ」まるで、それは知っている。と、言いたそうなしたり顔でがぅがぅ。と、転の手に自分の手を重ね、見上げる。「ころちゃんいつの間にか大きくなって」
「いえ、違います。華秀さんが小学5年生の時から変わっていないだけです。むしろ、縮んだのではないですか?」華秀を後ろから抱き上げ、高い高い。と、する転は、華秀のある一点を凝視したまま動きを止めた。「……どうしてそこだけは私より――」
「縮まないよぅ! って、わふ? 胸?」華秀は抱き上げられている状態で、自分の胸をペタペタと触る。そして、ニマっと笑みを浮かべ、口元に手を添えながらまっ平らな転の胸に視線を向けた。「順調な成長です。がぅがう。あ、ころちゃんは産まれた時からそこ変わらない――」
「………………」転は華秀をゆっくり下ろす。
「痛い痛い痛いって! 無言でアイアンクローは止めてぇ」
「いえいえ、成長した結果ですから、ええ……その通りですよ。これが私の全力の成長です。そもそも、華秀さんは私の産まれた時を知らないでしょう」
「……ころちゃん、それだと産まれた時、抉れていたことになるんだけれど――い~た~い~よ~が~う~が~う~」頭を激しく振って、華秀は転の手から逃れた。
そして、う~う~。と、非難の目を転に向けると、突然ポケットから手帳を取り出し、それを開くのだが、そこには写真が挟まれていた。「知ってるもん! あたしがころちゃんいなくなって寂しがってたらこれもらって――」
「どれ――ッ!」転が生涯で初めて驚いたような勢いで、顔を真っ赤にし、華秀の見せてくれた写真を奪い取った。「な、なぁ――」
「ありゃ、ころちゃんが真っ赤になってるの初めて見たかも」
「なんでこんなもの持っているんですか!」
華秀が持っていた写真――それは転の幼い頃の写真であり、0歳から2歳までの写真を手帳に挟んでいたのである。ベビー服に身を包み、写真からもわかる、キャッキャ。と、世界や周囲を祝福しているかのような純粋無垢。今の転からは想像が出来ないほど、白く天使のよう。今の転はくるりと人間に転身したかのようである。
「だ、誰が――」
「転(てん)っ!」
と、転が顔を真っ赤にしていると、背後から聞こえるよく通る声。
転の背後から歩んできた青年が、転を『てん』と、呼び、駆け寄ってきたのである。
「………………」転は近づいてきた青年に振り返るのだが、それは取って付けたような笑顔を張り付けながらクルり。と、反転。その際、腰に掛けていた木刀に手を伸ばし――。「あ・な・たですかあ!」
一閃――と、光るはずのない木刀が、まるで妖しく煌めく刃のように、上構えから振り下ろされた。
「――っとぉ」しかし、青年が腰の刀を鞘に納められたまま抜き、転の木刀を受け流すように、鞘に滑らせて躱した。「おいおい、そうやってたたっ斬るのは俺の十八番だぞ?」
豪快に笑いながら、青年は転の額にデコピンを放つ。そして、転が手に持っている写真と華秀を交互に視線を向け、手を叩き、再度声を出して笑った。
「ああ! 華(はな)が寂しがっていたからな、昔撮った写真をくれてやったんだよ」
「そんな余計な――」
「そもそも、お前さんが俺たちに黙って本土に行くなんてことにならなけりゃ、こうはならなかったはずだぞ?」青年が華秀の頭を一撫ですると、自身の後ろに控えていた少女の背中を押す。「知っていたのは銀(ぎん)だけだろ?」
「む……」痛いところを突かれた。と、転は言葉を飲み込んだ。
そして、この青年と銀と呼ばれた少女――この2人は、華秀以外に最も転に近かった学生であり、むしろ、華秀よりも付き合いが長い。
まずは青年の方。彼――長谷川(はせがわ) 義平(よしつね)は。と、いうより、長谷川家は中村家の警護をしていたという縁があり、家族ぐるみの付き合いを代々してきた。
つまり、転が産まれた時、すでに義平は中村家との親交があり、20歳という歳も近いことから転が生まれた時や反抗期の頃、最も長く一緒に過ごした異性なのである。
次に少女――粂八(くめや) 銀子(ぎんこ)なのだが、彼女は義平よりは華秀に近い年数であるが、長谷川家が中村家の警護の仕事から手を引く時、代わりとして任されたのが粂八家であり、銀子は転が小学校に上がる時に、親交を深めた上で警護につく方が良いだろう。と、いうことで、中村の家にやってきた1つ年下の少女であり、それからは中学卒業まで中村家――転に仕えていたのである。
「銀ちゃんやっほぉ」華秀が銀子にがぅがうする。
「はい、華秀先輩、がぅがぅ。です」首には首輪、そして膝上ほどある丈の水色が下地の水玉模様の着物を着ている銀子は、名前の通り銀色の髪を2つに纏めたツインテールで、腕には『風紀委員』のワッペンを付けていた。そして、転に負けず劣らずな艶のある麗人であり、転とは違い、まっ平らではなくバランス良く発育している胸を控えめに揺らし、転にお辞儀をした。「お嬢――」
しかし、銀子の口を転が人差し指で制した。
「銀子も変わりないようで」中学卒業後、特に連絡を取り合っていたわけではないため、3年ぶりの再会――故に転は華秀の時のように、柔らかい笑みを浮かべ、銀子の髪で指を滑らせる。「私はもう、あなたのお嬢様ではありませんよ。今の主は、そこの長谷川でしょう?」
本土へ行くと同時に、転は銀子を警護の任から解いた。そして、現在では風紀委員会会長である長谷川家に籍を移させたのである。
「ですから、昔のように謙らなくとも良いのですよ? と、いうわけで、少しお願いが――」
「あ? 銀ならお前さんが帰ってくるってことで、俺の火方(ひかた)から外したぞ?」
「え? 何故――」
「何故ってお前――そもそも、銀は中村家の警護だ。銀に不備があったならまだしも、こいつは優秀だろ? お前さんがいない間、火方で預かっていたってだけだぞ。親父も、転(てん)が帰ってきたのなら銀をここに縛っておく必要もないだろう。だとよ」
「……私としては、中村に縛っておく必要もないと思うのですが?」
「それは銀が決めることだ」義平はニッと歯を見せて笑うと、銀子の頭をポンポンポン。と、数回はたく。「まっ、銀は風紀委員会警護部に籍を置いてもらうことになったが、これからも俺の密偵として働いてもらうつもりだがな。帰ってきた中村のお嬢様が悪さをしないとも限らんし。だから、監視も兼ねて――だ」
風紀委員はこの島での警察と同義の働きをしている組織である。
その委員会の中で、義平が所属しているのは風紀委員会火付盗賊改(ひつけとうぞくあらため)という盗賊や放火魔、博打などを仕切っている委員であり、そこの部長をしているのが長谷川 義平。
銀子もこの3年間はその火方に籍を置いていたのだが、元々は風紀委員警護部という、名前の通り警護を担当する部におり、転が帰ってきたことで、元の警護部に戻ったとのことである。
「私に監視も警護も必要ないと思いますが……」
「ほ~――」義平はどこか少年が悪戯を企てるような顔を浮かべると、銀子をずいっと押し出し、転に近づけた。「銀のこんな顔を見ても言えると?」
「………………」銀子の真っ黒な瞳がウルウルと潤み揺れていた。
「……こんな顔出来る子だったかしら?」確かに、銀子の瞳は揺れているが、口元は平行であり、瞳が潤っていなければただの真顔――転はため息を吐くと、諦めたように頷き、銀子の頬に触れる。「中村家――と、いうより、私にくっ付いていても良いことありませんよ? さっきも教育委員会の犬になることを宣言してきたばかりですし」
「わんちゃん? わぅわ~う?」
「あ~……生徒会長な。なんだよ、そんな下らねぇ理由で呼び戻せんなら、海上警備とかなんとか言って、適当に進言しとけば良かったな」
「嫌ですよ。海上警護とか――と、いうか、風紀委員全般は責任が重いので遠慮したいですわ」
「生徒会長は責任が伴わない。と?」
「私の知ったことではありませんから」転はそう言って足を進める。窓から臨む校庭を横目に髪をかき上げると、悪い顔を浮かべた。「そっちの思惑に沿ってあげるのですから、そのくらいは許してほしいですよ」
「お~、お~、こっちとしても随分使いやすい生徒会長で。前任のアレは、ちと声がデカすぎだったからな」
「まぁ……みなさまに愛される生徒会長(アイドル)にでもなりますよ」
立ち止り、薄く笑う転と義平――この2人は付き合いも長いからか、互いの腹の内は理解し合っている間柄であり、これは一種の牽制なのかもしれない。
すると、少し進んだところで、そんな2人を余所に華秀が銀子に耳打ち。
「え? ころちゃん生徒会長になるの?」
「そのようですね。私も今初めて聞いたので驚いています」そして、銀子は氷のような鋭い雰囲気を醸し出したまま、どこか小動物のようにトテトテ。と、転に近づき袖を引っ張る。「お嬢様、お嬢様が犬だろうとも、私はリードを引かれる覚悟にあります」
どこか的外れな銀子の答えに転は困っている。しかし、小さく息を吐くと「困った子」と、呟き、華秀よりは大きいが、高校3年女子の平均より小さな銀子の頭を両手で押さえつけた。
「こんなどうしようもない主人に飼われていても、あなたのプラスになることなんかないのに……」転は一度顔を伏せると、「本当、先には何も……」と、呟くが、すぐに変わらずなお嬢様スマイルを浮かべ、華秀にやるように頬をプニプニと捏ねた。「いえ――物好きなワンちゃんですね。ええ、わかりました。銀子、これからもよろしくお願いしますね」
「はい――お嬢様」無表情ではあるが、雪原――銀世界に唯一芽吹いた命の灯のような一片。仄かだが感じられる子どものような暖かな雰囲気を感じられる銀子が、子犬が尻尾を振るが如く、小さく跳ね、転の背後に居場所を決めた。「……ここが落ち着きます」
「あらあら――」
「おぅおぅ、俺の後ろはちと無骨過ぎたかい?」
「え? あ、いえ――」
義平にウインクを投げられ、おちゃらけたように言われた銀子は真顔でアタフタと狼狽えながら転の顔と義平の顔を交互に見た。
「えっと、あの……」
「義平さん、銀子をあまり困らせないでください。この子、無表情なだけで感情豊かなんですから」
「知ってるよ。俺だって付き合いは長いんだ、銀に何て言えば焦ってくれるかは心得ている」
つまり、義平は銀子の困り顔が見たかっただけなのである。
「転(てん)がいないと、滅多に見せてはくんねぇけどな。華は簡単なんだがなぁ」
「あたし、そんなに簡単!」
義平は華秀の機嫌を取るように頭を撫で、転がいない3年間、会う度に華秀を困らせようとしていたことを告白していた。飴玉をあげれば機嫌が良くなることも付け加え……。
「――ところで」銀子が控えめに転の袖を引っ張る。「先ほど、私にお願い。と、言っていましたが、何でしょうか?」
「あ~……そうでしたそうでした。銀子、今は一人暮らしですか? もしそうなら、今日泊めてほしいのですけれど」
「え~っと……」
「転(てん)お前さんボケたのか? 銀はお前さんがいなくなってからずっと俺の家に住んでたぞ。お前さんが頼んだんだろうが」
「……銀子は高校生ですよ? 義平さんのエッチ」
「何を考えてんのかわからんが、銀は家の使用人寮で、他の女中と一緒に生活してたぞ」
「ああ、そういえばそんなものがありましたね」転はそれならそれで。と、銀子と義平に視線を向けた。「それならどちらでも――義平さん、今日、銀子の所に泊めさせてもらえませんか?」
「……お前さん、また千石のじいさんを怒らせたな?」
「ナンノコトデスカァ?」
付き合いの長い義平にとって、転の行動の意図を読み取るのはお手の物。どのような理由で、銀子の所に泊めてほしいかを言い当てたのである。
「だが、残念だな」
「そんな殺生な! 義平さんには人情という物がないのですか? こんな幼気(いたいけ)な乙女をこの春の空の下に放り出すとは……さすが鬼ですね」
「へ~へ~、何とでも言ってくれ」
義平は笑いを堪え、手元にある華秀の顔をあっちこっちに伸ばし遊んでいた。
「……旦那様」顔を伏せている転、イヤイヤ。と、頭を振る華秀、クツクツ。と、喉を鳴らす義平の3人を見かね、銀子が声を上げた。「旦那様、少々性格が悪いかと」
「……銀、もうちっとマシな言い方はなかったか?」
「ないです」キッパリ。と、鼻息を大きく吹き、銀子はやりきった顔を浮かべていた。「しかし、お嬢様、泊めてあげたいのは山々なのですが……」
「もう銀の荷物は中村家に送っちまったぞ」
「申し訳ございません。お嬢様が帰ってくる。と、聞いたので、いてもたってもいられず、旦那様に頼んで、全ての荷物を送ってもらいました」
相変わらずの真顔だが、シュン。と、尻尾を伏せた犬のように、体だけを小刻みに震えさせている銀子が、力なく転の袖から手を離した。
「あ、いえ――銀子は悪くありませんし、どちらかと言うと、私が八千雄を怒らせたのが悪いですし……ええ、いえ――そうだ、今日、銀子が家に戻ってくる。と、いうことなら、ご馳走を用意しなくてはですね。ええ、そうしましょう」
「必死だなオイ」
「……あんな顔をしている銀子を放っておけますか」
小学中学と華秀と銀子を妹だと宣言していた転は、滅法2人に弱く、何だかんだと甘やかしたり面倒見たりとするのである。
「うし、そんじゃあこれから買い出しにでも行くか」
「あら? 義平さんもいらっしゃるので?」
「あたしも行くよぉ!」
銀子の手を取り、2人でがうがうする華秀は、連れて行かなければ銀子を離さない。などと、転を脅した。
「と、いうか! あたしはころちゃんの作ったカステラとかその他適当な料理を所望するよ!」
「9割カステラの欲望ですね」
転は苦笑いを浮かべ、携帯端末を取り出すと、思案顔を浮かべながら端末に材料を打ち込み始めた。
「まぁ、そうですね――せっかくですから、今日は私が作りますよ」
「……お嬢様、私も――」
「正式に言うと、銀の警護は明日からだぞ? 今日くらいは甘えておけ」
「だ、そうです。ですが、気になるというのなら、銀子は八千雄の相手をしていてください。私には出来ません」
意外と料理上手な転。こればかりは華秀も義平も、菊江も律子も認めており、八千雄ですら舌を巻き、転に女中に転向してはどうか。と、薦めるほどである。
「では、私は買い出しに――って、義平さんも買い物に来るつもりですか?」
「荷物多いだろ? 手伝うぞ」
「私も」
銀子と義平が転の買い出しについて来る。と、言うのだが、2人とも学生である。
そんな2人の立場を想ってか、転は首を横に振る。
「嬉しいですが、2人とも授業、講義があるでしょう。別に私1人でも平気よ」
「良いんだよ、俺は委員会での仕事っつえば大抵は許される」
「私も……もう、担任の先生には、早引けの手続きをお願いしました」
「2人とも――」
転は嬉しそうに頬を緩め、クスりと声を漏らした後、義平を半目で見る。
「私が言えたことではありませんが、随分と自由な委員会があるものですね?」
「何言ってやがる。俺は火付盗賊改方――鬼の義平だぞ? 人と同じようにせかせかと働いているわけじゃねぇ」
「なるほど――」
納得したように頷く転だが、これが冗談だとわかっているのだろう。
通り名である鬼の名の通り、悪人に対しては鬼のような気迫を見せ、正義感に溢れる人間である。しかし、その鬼と同じように仏の名もあり、罪を犯した者でも、その心を汲み、時には刑を軽くするなどの面も見せるのだ。
故に、転は小さく「確かに、仏は横になっている姿が様になる」と、噴き出して笑ったのである。
「わ~い! それじゃあ好きなものも買って良い?」華秀が上機嫌に財布の中身を確認する。
「いや、お前さんは駄目だろう」
「わふ――え? なんで!」
「華秀さん、講義は出ないと駄目ですよ?」
「そうそう、華(はな)には休めるコネもねぇだろ」
「休みってコネで取るの!」
転も義平も、何も意地悪で華秀について来るな。と、言っているわけではない。何故なら、華秀はあまり成績が良くはない。
委員会がら、義平は華秀の成績を知ることが出来る機会もあり、転は同じ学校で生活を送っていたが故に。である。
「お前さんは勉強出来ねぇんだから、せめて講義に出て単位稼がねぇとだろ」
「う~っ! う~っ! がぅがぅっ!」図星であるために何も言えない華秀は、助けを求めるように銀子を見ている。
しかし、銀子は真顔でオドオドするだけで、何もしない。
「華秀さん、銀子に頼ったら可哀想ですよ? 後で迎えに行きますから、今日はちゃんと講義に出なさい」
「……はぁ~い」しょんぼりとし、華秀は膨れた。しかし、落ち込んでいたと思ったらすぐに笑顔を浮かべ、転に飛びついた。「わふぅ――やっぱころちゃんにくっ付くのが一番だよぉ」
「……やっぱり連れて行きましょう」
「おい――」
結局、義平の説得により、転は華秀を置いていくことに決めた。
しかし、最後は華秀を連れていきたい転と連れて行かないと言った義平が、ゴゴゴゴゴ――と、擬音が背景に浮き出すような雰囲気になり始めたため、華秀がダッシュでその場を離れ、銀子が転を宥める。というに過程があった。
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