第33話 『あの年のクリスマスには魔法少女がいた』

 あとがきを語るほど内容のあるものではありませんが、一応……。


 カクヨム初めて毎年書いているクリスマスもののお話兼、長編書き終えてカラッポのすっからかん状態だというのに何か書きたくなってしまったために自作キャラクターに登場を願って気安く書いた短編未満の掌編になります。

 といいますかまあ、二次創作界隈で聞くSSって呼ぶのが正しいですね。内容に反してやたらいかついタイトルです。


 内容はといいますと、延々書き足しているヤクザ魔法少女モノの一編になります。袂を分かってからのキリサキキッカが同盟団体の頭目であるマリア・ガーネット(名前出てきませんが)と電話越しにクリスマスの思い出を語るといったごくごく他愛もないモノです。


 その思い出も、「事務所内で冷遇されているアサクラサクラのクリスマス営業終わりに、某モールによってチキン食べて帰った」というだけというキリサキキッカじゃなければわざわざ覚えていないような儚いものです。


 アサクラサクラはクリスマスに夢もロマンも抱いてないでしょうし、キリサキキッカはそもそも異世界出身なのでクリスマスそのものを良く知らないでしょうからアットホームにはなりようがなく、ロードサイドのコンビニでチキン食らうことぐらいしかしないだろうな……という発想を膨らませていたらこうなっていました。

 ロードサイドに建つ大人の本屋さんでアサクラサクラが営業に行っているのは、昔近畿地方のとある幹線道路沿いにある◯◯書房さんの外壁にでかでかと「●月※日 セクシー女優誰某さん来店!!」というような文字をプリントされた紙が貼りだされていたのをしょっちゅう見かけたのが印象深く、未だに忘れられない為です。アダルト媒体で活動しているアサクラサクラも撮影以外の日にはこういった仕事をこなしていたんでしょう。



 そのほか、あとがきらしく本作の背景的なものについて解説を。


 この電話は『十二月のウィッチガール』と同じ年のクリスマスにかけられたものです。

 

 キリサキキッカが語っている、「初めて雪を見た日の思い出」に関する一件、および稼ぎ頭のアサクラサクラが所属事務所ハニードリームと折り合いが悪くなった事情は『実録 魔法少女焼死事件その真相』に詳しいです。

 二人の関係に関しては『異世界まではあと何㎞?  ~魔法少女逃走中~』『焼肉とタバコと魔法少女と。』に詳しいです。

 あらすじ文にて「自作シリーズを読まないとなんのこっちゃわかりませんよ?」と注意を促している本作ですが、それでも本作に目を通して「?」となった方はいらっしゃるでしょうか? いらっしゃいましたら、先にあげた作品をお読みくださいませ。これらは精々二万字なので読みやすいですよ?

 

 さらにそこから「この変なしゃべり方する女子がかけている電話相手のクイーンとユスティナって誰やねん?」となった方には『マリア・ガーネットとマルガリタ・アメジスト、天国を奪い取る。』をお勧めします。こちらは長いけれど面白いですよ?


 いつの間にか宣伝を始めておりました。クリスマスも近いことですし、サンタさんに欲しいものをお願いする感覚で「新規の読者さんが増えたらなぁ。あるいは、PVが回っていたらなあ」と呟いて締めることに致します。

 

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