opening 2

−−衆都リクタリア北部・路地裏

ス「……」

ス「……あ、あれ?

  私、どうなって……ここは?」

ス「身体が引っかかって動かない……

  これは、ハンモック?」

ス「おかげで死なずに済んだみたいだけど

  さっきまでこんなのなかったのに」

ス「ダメだ、何がなんだか……」

モ:!!

?「よっ、と」

モ:トサッ

ス「人が、上から!?」

?「手荒な真似をしてすまない

  怪我はないか?」

ス「お、お願いします!

  許してください! 殺さないで!」

?「頼むから落ち着いてくれ

  私はあんたを助けにきただけだ」

ス「私を、助けに……」

ス(仮面で顔は見えないけど、この声は……女の人?)

モ:!!

ス「ひえぇ!?」

ス(今のってまさか……銃声?)

?「ちっ、しょうがない

  いいか、聞いてくれ」

?「私があんたを担いで逃げる

  詳しいことはその後だ」

?「あんたがここから生きて帰りたいのなら

  何も言わずに私を信じてくれ!」


選択肢

1:首を縦に振る

2:「信用できない!」


1.

?「ありがとう、その気持ちは絶対に裏切らない!

  今その網を外す。衝撃に備えて!」

 (音)

ス「いたた……」

?「よし、その調子だ。

  反対側も……完了、逃げるぞ、じっとして!」

モ:!!!

?「急ぐぞ、網ごと担いでいく。

  少し乱暴になるが我慢してくれ!」

  (音)


2.

ス「……やっぱり、ついていくわけには

  せめて貴方が何者なのか、教えてください」

?「……正義の味方ではない

  だが、あんたを殺そうとした奴らの敵だ」

ス「……」

?「納得できない、か

  無理もない……けど、これだけは信じてくれ」

?「あんたが今巻き込まれてる不条理、

  私達はその不条理をぶち壊しにここに来たんだ」

モ:!!

?「くそ、時間がない……!

  悪いが強硬策を取らせてもらう、じっとしててくれ!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る