第7話:メインプレイ:エンディング1

GM:というわけでエンディングだ。

 GMからは、菜々子の誕生日パーティーと、その後の説明の2シーンを用意しています。

 他にやりたいことある人は申告してねー。

ローザ:はい! 事件の直後、誕生日パーティーより先にやりたいことが!

 場所はUGNビルの捕虜室。尋問した三下オーヴァードの登場を希望します!

GM:はい、了解した。描写をどうぞ。

ローザ:UGNビルの端、捕虜を入れておく独房の前に、ナイフを持ったローザが立っている。

「……FHエージェント、聞こえる?」 冷徹な声。

三下オーヴァード(GM):「こ、今度は何だよ……?」

ローザ:「なに。ちょっと訊きたいことが出来てさ。

 こっちとしても“後始末”の面倒は避けたいんだ……答えてくれるよね。

 アンタがFHに入った理由。それは何故なの」

三下オーヴァード(GM):「な、なんだってそんなこと……」

ローザ:「なに? 答えないなら処理するだけだけど」

三下オーヴァード(GM):「わ、わかった答えるよ! ……別に、大した理由なんてねぇよ……。

 身寄りのない俺を、拾ってくれたのがFHだった。そんだけだよ……」

ローザ:「FHに恩を感じてるってこと?」

三下オーヴァード(GM):「恩なんてほどいい話じゃないけどさ……拾ってもらった義理ってもんが、俺にだって……」

ローザ:「その義理の代償が自分の命じゃ、割に合わないとは思わないの?」

三下オーヴァード(GM):「俺だって、切り捨てられるなんて思わなかったよ! けど、ボスを信じてついて行った結果がこれだ!

 ……笑いたきゃ笑えよ」

ローザ:「……笑わないよ。だったら――」

 独房の鍵を開け、拘束されたFHエージェントの前へ。

 そのまま、手に持ったナイフを振り上げる。

三下オーヴァード(GM):「や、止めてくれ! 質問には答えたじゃないか――ひぃっ!」

ローザ:しかし、痛みは来ない。気づけば拘束が解かれているよ。

三下オーヴァード(GM):「……え……?」

ローザ:「だったら、“次は”もっと信頼できる人について行くか、こういう危ない仕事から足を洗うんだね」

三下オーヴァード(GM):「お、俺を見逃すってのか……?」

ローザ:「捕虜の食料を賄ってられるほど、財布に余裕がないだけだよ」

三下オーヴァード(GM):「っ……あんた……っ!」 がばっ、とその場に土下座。

「ありがとう……ありがとう……! この恩は絶対に忘れねえ……!」




三下オーヴァード(GM):「一生、あんたについていくぜ! 姐さん!」




ローザ:「だったら真っ当な仕事に――って、え?」

三下オーヴァード(GM):「あんた言ってくれたよな。次は信頼できる人について行けって!

 あんただ。あんたこそ、その人だよ!」

ローザ:「いや、うん、そう言ったけどさぁ……」

三下オーヴァード(GM):「姐さん! つまらん男一匹ですが、どうか情けと思って、飼ってやって下さい!

 いや、もちろん食いぶちは自分でどうにかしますんで! 姐さんの邪魔はしませんから!」

ローザ:「飼わないよ! ペットじゃないんだから! まぁ、UGNの監視下には置きたいと思ってたからちょうどいいけどさ……」

三下オーヴァード(GM):「汚い稼業からも足洗って、真っ当に生きていきます! どうか見届けてやっちゃくれませんか!」

 土下座で拝み倒し。

ローザ:「わかった、わかったから、頭上げて。

 はぁ、こんなつもりじゃなかったんだけどな……」

三下オーヴァード(GM):「姐さん……!」 (ぱああ)

ローザ:「姐さんはやめて……」


GM:ローザは 舎弟を 手に入れた (テレッテッテー)

ローザ:や、やったー? かなー?(笑)

昭人:まさか舎弟が出来るとは思わなんだ。


GM:では、ローザに新たな絆(?)が出来たところでこのシーンを終了しましょうか(笑)

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