第5話:メインプレイ:クライマックス1-5

GM:では、このまま戦闘直後の描写を少しだけ。

ローザ:はーい。

春日シャドウ(GM):「バカな……この私が……」

春日(GM):「バカな……また負けた、だと……」

GM:呻くような声と共に、春日シャドウは塵となって消えていく。

 一方の春日は、Eロイス「不滅の妄執」の効果で死んではいないが、戦闘不能でその場に倒れているね。

ローザシャドウ(GM):「……所詮は馬鹿。二人いても使えないか……やっぱり、人を利用するだけじゃダメみたいね」

昭人:「……だったら、君も襲い掛かってくる?」

ローザシャドウ(GM):「……今日は退くわ。でも次はない。必ず私が、私を殺す……否定してやる」

昭人:「……君も、優しいね。襲ってくるなら、今がチャンスなのに……さ」

 言い終えた途端、姿が戻り、膝をつく。

ローザシャドウ(GM):「別に。私も、限界なだけだから」

 吐き捨てるローザシャドウの身体は、徐々に塵となって消え始めている。

昭人:「……そう。じゃあ、また会える日を待ってるね。できれば、平和的な感じで」

ローザ:「……私はもう、来てほしくないけどね」

ローザシャドウ(GM):「……私を肯定するなら、君も敵だよ、桜華くん。それじゃあ、またね」

GM:君たち二人の願いを斬り捨てる言葉を最後に、彼女は鏡面の向こうへと姿を消していった。

昭人:「…………」 残念そうな、寂しそうな顔で見送る。

紅(GM):「…………」

昭人:「……さあ、外にいると冷えるし、中に入ろう。緋蜂さんも、ローザさんも」

紅(GM):「うん……行こう? ろーちゃん」

ローザ:「……そう、だね。行きましょう」 後ろ髪を引かれながら、UGNビルに戻っていく。

GM:では、これにてクライマックスは終了ですね。おつかれさまでした。

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