第4話:メインプレイ:エンディング2
GM:さて、せっかく昭人に準備してもらった快人の歓迎会だが……すまない、ご破算になってしまうね。
昭人:じゃあ、歓迎会改め、送別会にしちゃうとかどう?
GM:おお、それはいいね。ではそのシーンをやっていこうか。登場は任意だ。
ローザ:出ますー。
昭人:出るぜ。
GM:では歓迎会改め、送別会当日。君たちは快人を呼び出し、到着を待ち構えている。
ちなみに快人は、遠い親戚に引き取られる、という設定になっています。
昭人:「転校してきて早々とまた転校か。五条くんも大変だね。歓迎会のつもりが送別会になっちゃった」
陽介(GM):「まったくだぜ。忙しいやつだなあ」
ローザ:「というか、いつの間に準備してたっスか?」
陽介(GM):「へへ、昭人と一緒に、裏でこっそりとな!」
昭人:「そうそう。合間に少しずつね」
ローザ:「なるほど。グッジョブっス!
……そろそろ五条さん来る頃っスかね?」
GM:では……カラオケボックスという密室に呼び出されたことで、何か厄介事の話と考えたのだろう、顔を引き締めた快人が到着する。
昭人:入ってきた瞬間にクラッカーを鳴らそう。
ローザ:同じく!
快人(GM):「すまない、少し遅れ――っ!?」 虚を突かれ、らしからぬ驚きの表情を浮かべる。
「な……え? これは……?」
昭人:「五条快人、歓迎会。改め、送別会。ここを離れても、元気で頑張ってねってこと」
ローザ:「ほら、こっち来て座るっスよ!」
昭人:「さ、こちらへ。飲み物とお菓子もあるよ。
君にバレないよう、裏で陽介と準備してたんだ」
快人(GM):「こんなことを企んでいたとは……すっかりしてやられたな。嬉しいことをしてくれるじゃないか。
そういうことなら、今日は楽しませてもらおう!」 マイクを手に取る。
昭人:「そうこなくちゃ」
ローザ:「お、ノリがいいっスね!」
GM:よし、快人でカラオケ判定してみるか(笑)
▼判定「カラオケを乗り越えろ!」
難易度……芸術:音楽 7
そして鳴り響く、ダイスロールの音。果たして、その結果はいかに。
快人(GM):(コロコロ)……達成値3……。
昭人:こいつはひでえや(笑)
GM:悲しいなあ(笑)
ローザ:五条さん……(笑)
GM:では、ノリもよく歌い始めた快人だったが。まさかのジャイアン系デスボイスでした(笑)
ローザ:まさかのジャイアン系(笑)
昭人:「耳が……頭が……」
ローザ:「す、すごい……音波攻撃……っス……」
陽介(GM):「こいつはやべぇ……ハヌマーンでよかった、俺」 自分だけ音波でガード
一般生徒(GM):「「「…………」」」 死屍累々
快人(GM):「ふぅ。たまにはカラオケも悪くないね。
それじゃ、 次 の 曲 い こ う か」
昭人「つ、次っ! 茨木さん!」 珍しく必死
ローザ:「五条さん! 独り占めはよくないっスよ!」 必死
快人(GM):「ははは、わかったわかった。
それじゃ、次は デ ュ エ ッ ト に し よ う か」
ローザ:(ガタガタガタガタ)
昭人:「……無事に明日を迎えられるといいなぁ……」
GM:君たちが青ざめる仲、快人は曲を選んでいる。その顔には、年相応の笑顔が浮かんでいた。
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