第1話:あとがき


「GMをやりたい! そしてキャンペーンもやりたい! だったらどっちもやればいいだろ!」

 そんな単純思考から始まった「エピソード:ジュブナイル」、まずは第1話が完結した。何はともあれ、無事にシナリオを完走できてなによりだ。


 今回のキャンペーンでは、GMが用意したオリジナルのステージ「ブルーフロント」を舞台に物語が繰り広げられる。このステージでは、基本的には現代ステージを踏襲しつつ、PCはUGNの後ろ盾がない状況で、身分を隠し戦っていくこととなる。

 ブルーフロントを語る上で欠かせないものといえば、異世界エニグマとシャドウの存在だ。一体なぜ、このような状況が発生しているのか。キャンペーンを続ける中で明かしていければ幸いである。


 本キャンペーンを彩るのは、二人の(無)個性的なPCたちだ。

 一人は桜華昭人。個性がないのが個性と言わんばかりの、無個性モブキャラ昼行灯っぷり。ペルソナ風キャンペーンの主人公という立ち位置において、こういった「愚者」らしいキャラクターは非常にありがたい。GMとしても、今後どのように成長していくのか楽しみなキャラである。

 もう一人は、ローザ・アズール。昭人とは対象的に、ある意味で個性の塊といえるような少女。しかし口調が変化したり、自身のペルソナであるシュバルトリリスに銃を向けたりと、謎を感じさせる、ミステリアスな魅力も持ったキャラクターである。GMはその辺の事情は既に知っているのだが、この少女もまた、どのように成長していくか今から楽しみだ。


 さて、次回のシナリオはどうしようか。色々とシナリオフックになりそうな伏線はばら撒いておいた。その中から次に拾うとすれば……もう一人の潜入調査員についてが無難なところか。今回のシナリオでは存在が語られるだけだった、もう一人のUGNエージェント。果たして、どのような人物なのか?

 次回のリプレイを楽しみに待っていていただきたい。

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