ヘルシーダイナイマイト!
負け犬アベンジャー
オプリン・エディカル
・顔
青い瞳、長い金髪はツインテールにして背中から腰まで届く長さ。全体的に愛くるしい童顔でぽっちゃりとした頰をしている。パーツだけ見れば美少女。
ただしその歯は全てが臼歯であり、笑うと捕食者のそれとなる。
・体格
身長401cm 体重1267kg トドとほぼ同じ
はち切れんばかりのまんまるボディに太い手足が生えている感じ。首は贅肉に埋まり無くなっており、くびれも胸の膨らみも見られない。
下記による呪いにより肌は白く大理石のように滑らかでムダ毛もないが、冷たく硬く、肌に弾力はない。ゆえに『骨と皮だけ』と自称している。
一応、倒れても自力で立ち上がれる。
・服装
銀色でラメ加工したドレス。デザインだけならばっくりと開いた背中や深いスリットなどセクシーなのだが、着ている本人の体型から、ガスタンクのペイントが剥げ落ちた、と揶揄される。
アナ-カロリナという一流ブランド品で、最大サイズを無理やり着ている。そのまま鎧にできる強度ゆえに破けることは滅多にない
・職業
自称モデル。ただし職業として、イベント、オーディション等に参加したことは一度もなく、その種の組織にも属していないし、属したこともない。
・経歴
麻薬を中心とする犯罪組織、エディカル-シンジゲートのボスの娘。
幼少期より甘やかされ、好き勝手に生活し、学歴などは金と暴力でパパにもらった。同じく数多の不祥事が現在進行形で展開中だが、その全てが組織によりもみ消されている。
元々がぽっちゃり体型だったが、思春期を迎え、身だしなみに気をつけるようになってからダイエットに狂い始めた。
基本、運動系や食事制限はやらず、特定食品だけを食べ続ける偏食ダイエットを掛け持ちでするようになる。
が、当然ながら改善されず、焦りから更に極端で過激なダイエットに挑戦するようになる。
覚えている限りでは、綿丸呑みダイエット、寄生スライムドリンクダイエット、ダイエット薬だけダイエット、恋人との死に別れダイエットと渡り歩き、終には人食いダイエットに手を出してしまった。
曰く、前提として、人は人を食べるようにできていない。人血を分解する酵素も持っていないし、毒物などの蓄積を引き継ぐことにもなる。何より精神的ダメージから人は人の肉を受け付けることができない。即ち、身体に良くない。つまりはいくら食べても太らない。いかれた理論武装である。
以後、人食いの呪いによってグール化が進んでいて、知能や感覚、体温や魔力が低下している。その代わりに肌の硬質化、人外の筋力、ポジティブなマインドを手に入れた。
・性格
自己中心的で感情、快楽に流されやすく、努力勤勉が嫌い。
美意識の歪み、現状の自分を美しいと感じており、それを維持するためにダイエットを続けている。
グール化して脳が腐っているが、元の知能がさほど高くなかったためか、さほど知能の低下は見られない。
人としての感情の欠落、あらゆる生物、有機物は食べ物でしかない。
ダイエットの知識は豊富だが、大半は間違ってる。そして訂正しない。
・武器
武術、格闘どころかまともに走った経験もない。また動作も機敏とは言い難い。
しかし、その巨体で歩くことはでき、腕力も脚力も咀嚼力も人外のものとなっている。少なくとも素手による鋼鉄の鉄格子破壊から始まる大脱走を二度、起こしている。
特技は食べること、その咀嚼力は人の頭蓋骨を簡単に噛み砕く。満腹という概念は無く、味覚も衰えているため悪食で底なしに誰でも食べる。
骨と皮だけとツルスベボディ、と自負する通り、肌は大理石のように硬質化し、そこにアンデット特有の痛覚の鈍感化が加わって文字通り難攻不落の不死身の体となっている。その強度は、過去にダイエットと騙されて六十本の攻城用のバリスタを至近距離で打ち込み続けられたが、それを無視して軍馬を貪り続けられるほど。同様に、炎、魔法、毒物、斬撃などなどを用いて何度も殺害を試みたが、いずれも失敗している。
・口癖
〜だから痩せるに決まってる。
〜だから太りっこなーい。
おーいしー。
・切り札
ディストピア-メルトダウン
彼女に寄生している突然変異スライム、青色の粘液の中に手で握れるほどの大きさの銀色のコアが浮かんでいる。
以前、ダイエットのために食べられた個体が、ダイエット薬などの影響で突然変異し、繁殖したもの。オプリンとは栄養を貰う代わりに消化を助けるという共生関係にあるが、一定ダメージを受けると生存のために口から外に出る。出ると単体で活動し始める。
高い酸性に魔力探知能力、有機物ならなんでも取り込む貪食さ、コア以外は物理攻撃は受け付けず、本来の弱点でもある炎や電気、冷気、高温、低音、乾燥、毒物、病原菌にも耐性があり、なのにオプリンを襲わないという知性を兼ねそろえたスーパースライム、しかし真の恐怖はその増殖速度が上げられる。
以前、偶発的に飛び出た個体を、実験施設で飼育中してた折、脱走され、順路不明ながら下水道まで逃げられた。そこで急速に増殖、持ち前の強酸性もあって地盤を溶解、さらに有機物を取り込んで、最終的には施設のあった半島が一週間足らずで海に沈んだ。
理論上、大都市の下水道に落ちたのなら海水を流し込む以外に駆除の方法はなく、ほおっておけば大陸さえも食いつくだろう、と研究結果が残っている。
弱点は塩分、浸透圧により溶けてなくなる。それ以外での駆除の報告はない。
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