そらを舞うシマシマ

「ところでシマシマよ」


「誰がシマシマよ!!」


彼女は僕を抱えて空を飛びながら浮遊大陸へと向かっていた。


「あれ大陸じゃなくない?」


「ねぇ聞いてる?私の名前は梨花よ?聞いてます?」


「シマシマあそこに下ろして」


「落とすよ??!!」


シマシマパンツに触れたら落とされた。


やはりと言うべきか外来大陸上にはあっちこっちに人間の死体が散らばっている。


精鋭部隊だった人たちだ。


阿弥陀仏を唱えている隙にシマシマパンツも降りてきた。


「ぅっ、ひどい、、」


果たしてそれは僕に言ったのかまたまたこの地獄絵図に向かって言ったのか。


僕には後者のように思った。


「行くか。」


「正気なの?」


落ち着いた感じでそう聞かれても。

まるで僕が本当に正気ではないみたいじゃないか。


「勝てないと思ったら逃げるよ、こう見えても僕は世界序列1位だぞ。」


僕は魔法が使えないこととレベルがないことは既に彼女に伝えてある。


「きっと僕は最強すぎたから、そんなものはいらないって神様が判断したんだよ。」


不遜な態度は崩さない。


正直恐怖は感じない、外来大陸という名のからは息が苦しくなるほどの圧力が放たれている。


だが



僕は外来大陸のを力いっぱい殴った。


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