第3回『女子が見たっていいじゃない』
社会勉強と好奇心の合わせ技で、数年前初めてネットでAVを見た。
一応どのAV?という方がいたら困るから補足しよう。今回取り扱うのは世間で言うところの『えっちなビデオ』を意味する方のAVです。
なのでTSUTAYAのレンタルコーナー奥にある18禁暖簾をくぐれない読者さんと、そういったコンテンツが苦手な読者さんは注意してくれよな!
どうでもいいけど今ビデオって死にかけてるよね?だけどアダルトビデオ、という単語はいまだに生き残っている不思議。
という前置きをクリアした猛者が残ったものとして話を進めよう。
ネットで無料AVを一緒に見ようぜ!と勧めてくれたのは高校からの友達で、行きつけのネカフェのペアブースでひっそりと見守った。
でもねえ……なんかね、面白くなかったんだよね。
内容にもよるんだろうけどさ、カメラワークもだし、肝心の行為の手順だとか、そういうの?
女の子のカラダばっか寄りで映されても見慣れてるから大した物珍しくもないし、時々女の子がしんどそうで心配が先に立ってしまって結局途中でやめちゃった。
まあ男性向けの一人上手のお供として作られたものだから、我々にヒットしないのは致し方なしかあ……としょんぼりしながら終わったわけだ。
友達が厳選した女優さんは顔も声もめちゃくちゃ可愛かったけど!おっぱいもおっきかったし←
だけどね、それからしばらくして転機が訪れたんだよ。
オススメのAV見つけた!って友達が連絡くれて、また例のネカフェに集合して。
そこで見つけてしまいました、ついにクリーンヒットするAVを!!
彼女がプレゼンしてくれたのは女性向け、つまり女の子の夜のお供として製作されたAVだったの。
今風メイクでオシャレ可愛い女優さんと、爽やか系やワイルド系などジャンルは違えどイケメンな男優さんが、照明なんかも綺麗な、寂れた感のないロケーションで絡み合う、という。
ストーリーパートもしっかりしてて、関係性とかシチュエーションに入り込みながら濡れ場に移行してくから、すっごい面白かった。
根が少女漫画脳な恋愛作品大好きミヤタスとしてはえっちシーンがリアルかつ長尺な恋愛ドラマ、という感覚で非常に楽しめたんだよね!
実用するという本来のAVの目的丸無視で、見るのが楽しすぎてついうっかり何本も見てしまったぜ……。
例として思い出深かったものを挙げると、
・仲良しの男の子ふたりと女の子ひとりが終電逃して3人でラブホに泊まるお話
(男の子1→女の子→男の子2の順番でシャワー浴びて、先の子が女の子にムラムラしちゃって後の子があがったら始まってたから混ざる、という内容の平和的な女の子総愛されさんぴーだった。男の子たちが一切無理強いしたり揉めたりしないでひたすら女の子を気持ちよくさせてあげる素敵ハーレムだったと記憶しています)
・年下の部下くんと年上の先輩が出張先のホテルでいい仲になるお話
(出張の懇親会でドレスアップした先輩にグッときた部下くんがホテルに戻ってから告ってその雰囲気でなだれ込む展開だったんだけど、部下くんがワンピースを脱がす手つきが優しくてそれだけでたまんなかった。あと眼鏡を外すシーンに最高に興奮しました……部下くんが常に敬語なのもとてもポイントが高かったよね)
こんな感じかな!!(解説が思いのほか長くなり2本で割愛しましたてへぺろ★)
女性向けAVって、基本的に女の子が愛されて守られてる感をすごい推してくれるんですわ……。
もちろん中には不倫とかがメインのスパイシーな物語もあるんだけど、えっちの時は絶対無理強いはしない。あとキスシーンが多くてニヤニヤする←
性急に進めないっつーかさ、いちゃいちゃちゅっちゅしながらお互いが少しずつ気持ちを高め合っていくっつーかさ?
全オートで進む18禁恋愛シミュレーションゲームを見ている気分にも近いものを感じた。
イケメンに愛されて幸せなえっちをしてハッピーエンドが約束されている、という女子に優しい夢の世界……!!
あとね、女性向けAVはTSUTAYAの、しかも暖簾の外側、一般向け映画の傍らの棚に堂々と陳列されているから店員さんに差し出す勇気があれば誰でも借りられます!
興味がわいた方、特に夢見がちな女子諸君はぜひ手に取ってみるといいよ(にっこり)
ちなみにあえて名前は言及しないけど、私が見ていたのは女性向けAVメーカーの最大手さんだと思います。
さて、3回目にしてだいぶ攻めた感はあるけど後悔はしないで続けていきたい次第です(キリッ)
お相手は私、雅タスクでした!
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