第10話 雨がきらい

雨がきらい

雨がきらい


2人で傘をさしていると

あなたとの距離が遠く感じる


雨がきらい

雨がきらい


雨に負けない大きな声で

話す言葉もちょっとよそ行き

傘と傘が当たらぬように

微妙な距離感保ってる



雨が好き

雨が好き


相合い傘をしていると

あなたとの距離がいつもより近い


雨が好き

雨が好き


あなたの愛を感じられるから

あなたの優しさ伝わるから


だからやっぱり

雨は好き


私が濡れないように

そっと肩を抱いてくれている

私が濡れないように

優しく気づかってくれている


あなたの右側はずぶ濡れなのに



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る