so long!! hello!!! so long!!! hello!!!!



さようなら!

こんにちは!!


さようなら!!

こんにちは!!!


「さあ大冒険の始まりです。」

「これはママチャリで海を目指した時の気持ちに似ている。」

「お互い何も変わってねえなって、かけてもらった言葉が出発の合図。」

「さあ大冒険の始まりです。」

「人はひとりじゃ生きていけないなんて、そんな似合わないことは言わない。」

「変わってないのは臆病さについても同じなだけ。」

「隣でペダルをこぐやつがいなきゃ、1ミリだって進めないだけ。」

「さようならと言いましょう。」

「こんにちわと言いましょう。」

「さあさあみんなお立ち会い。」

「泣くもよし、笑うもよし、嘲るもよし、罵るもよし。」

「さあ、大冒険が始まります。」


さようなら!!!

こんにちは!!!!


so long!! hello!!! so long!!! hello!!!!


『世界一、幸せにするなんて言わない。』

『もちろん、不幸にするとも言わない。』

『オプティミストでもペシミストでもない僕ら。』

『ハッピービリーバーになろう。』

『アンハッピービリーバーになろう。』

『山あり谷あり崖あり急流あり奈落あり天国ありの大冒険を信じる者になろう。』

『辛い時は生きたい!と言い、幸せな時は死んでしまいたい!と言おう。』

『そうやって大冒険の起承転結を生き抜こう。』

『遊戯ではないけれど軽業の、冒険活劇ジュブナイルの最終ページを見よう。』

『さあ、大冒険が始まります。』

『さようなら。』

『ありがとう。』

『こんにちは。』


say so long!! say hello!!!

say so long!!! say hello!!!!


《デイドリームは見ない。》

《サンライズドリームも見ない。》

《リアルだけ視界にある。》

《ラグランジュポイントでふわふらすることをやめる。》

《けれど虚業でかまわない。》

《とびっきりの馬鹿になりたい。》

《さようなら。》

《ありがとう。》

《こんにちは。》

《安寧と至福をください。》

《傷痕と哀切をください。》

《僕はずっとそれだけを願っていました。》

《膝を抱えて部屋の隅で待っていました。》

《ああ。》

《もう宝探しをする必要はないんだね。》

《ああ。》

《抱えた膝を寄り添わせることができるんだね。》

《季節は夏に近づいている。》

《世界は暑くなる。》

《今はぼやけてしまってわからない。》

《冬が来たら気づくだろう。》

《この微熱が、気温の上昇のせいではないことに気づくだろう。》

《さようなら。》

《ありがとう。》

《こんにちは。》


さようなら!!!!!

こんにちは!!!!!!


[幾万の冬を越えて、繋がれてきた微熱。]

[今そっと僕の頬をなでる。]

[愛してるなんて言っても表すことはできないから。]

[ただひたすらに、さようなら。]

[ありがとう、そして、こんにちわ。]


say hello!




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