異世界へ転生しました。

檻の中

第1話 交通事故からの転生

キィーーー!!ドンッ!

僕、八木やぎ 夜也よるやは中学からの帰り道、大型トラックにはねられ宙を舞っていた。

(はぁ。もう僕もここで終わりか...) ドサッ

地面に落ちる感覚があった。それと同時に僕の意識が暗闇に包まれていった...


――――――――――――――――――――


数分前

僕はいつもどうりぼっちで中学の門から出て、

いつもどうりぼっちで帰宅路についていた。


(やっぱいつもどうりボッチなんだよなぁ。べっ、別に寂しくもなんともないし!)


なんて一人でツッコんでいた。もちろん表情には出していない。

まぁいい、今日は好きなラノベの発売日なのだ!帰ったら急いで買いに行こっと。

これは後のフラグだったのかもしれない。


横断歩道についた。渡る。

そして、トラックがスピードを落とさないでツッコんでくるのに気付いた。


(ヤバイツッコんでくる!ヤバイヤバイヤバイ!まだ死にたくない!)


その時はもう身体が動かなくなっていた。

キィーーー!

そして冒頭という訳だ。


――――――――――――――――――――


あれから何も視えなくて、何も感じないとこに来た。

何時間経っただろう。よく分からない。

やはり死んでしまったのだろうとなるとずっとこのままなのだろうか。

このままだとつまらないし、転生とかしたいなぁ~

なんて考えていると、

《欲望を検知しました。これより転生の準備を開始します。

………準備完了。転生を開始します。》

えっちょまっtプツッ

ここで本当に意識が無くなった。


――――――――――――――――――――


段々身体の感覚が戻っていくのを感じた。


(意識が浮上していく...あれ?なんか身体が小さいような気がするな。)


次の瞬間、頭に大量のが入ってくるのを感じた。


(うぐッ!あ、頭が、わ、割れるッ!うッあああああああああぁぁぁぁぁ………)


また、意識を失った。



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