エクスプローラー

Iris

第1話[出会い]

彼女「よろしくね~」

不意打ちでした。

私「・・・え?」

彼女「顔にかいてあるもの・・・違った?」

私「いえ・・・お願いします。」

近くに行ったらあまりにも美人で見とれていたら・・・これです。


ここは何でもアリの世界だと思っていただければ説明しなくて済むので楽なのですが・・・

簡単に言えば剣と魔法と銃と・・・文明が発達している地域に行けばアンドロイドもアリだそうで。


私は神官になる予定で勉強していました。神殿で仕事もしています。

ジョブは白魔導士とかヒーラーとかそんな感じです。

見習い期間が終って旅に出ようか・・・とそんなあいまいな時期に立ち寄った酒場の

掲示板で見つけた神官(ヒーラー)募集の広告。字がすごくきれいで広告があまりに簡単で。


酒場は武装解除していないと入れないそうです。まあそうかなって思う。

私はまだ武器もってないんですけれどね・・・


話だけ聞いてみようと思ってカウンターのひとに募集をかけた人を聴いたら

奥のテーブルで飲んでる7人の集団でリーダーは黒髪の女性とのことで・・・


私(ん?昼間から飲んでるのか・・・まあ、話だけなら・・・いいよね)

と思いつつ(女性4人男性3人の合コンに見えなくもない集団に)

近寄って話しかける前に誘われてしまったような・・・拍子抜けってこんな感じかな。


歓迎にと飲みながら簡単に説明をしてもらいました。

この町に来たのは1年くらい前で活動拠点にちょうどよかったそうです。


4人のメンバーは予定があるとかで、私の自己紹介は名前だけで

またあらためてということに、紹介することもないのだけれど・・・。


今までいたヒーラーの人は結婚して旦那さんとほかの地域に移ったそうで

穴埋めの募集をかけていたそうです。

ヒーラーにしては異常な戦闘力を持っていたらしいのですが・・・

どうも神官(ヒーラー)系のジョブは選択する人が少ないようで貴重な人材みたい。


クエストに出る時は4~8人までのユニットで必要に応じて編成を組んでいるそうで

一人の人が武器も職業も2~3種類を使い分けることができるそうです。


今日は4人でアイテム回収のイベントに出かける予定で、3人はお留守番の予定だったそうですが

私のスキルチェックと称して予定のメンバーを変更して残りの3人で出かけることに、


リーダーのクローディアさん、サブリーダーのゲルハルトさん、

アイテム収集がめんどくて留守番したかったオリビアさんと

散歩とショッピングを兼ねてその後モンスター狩りです。


席を立ったクローディアさんの背が高いことに驚かされて、酒場を出る時に引きずってきた剣の大きさに驚かされて、

身長180cmだそうでヒールの高いブーツはいてるし、身長と同じくらいのクレイモア(両手用の大剣)を引きずって

まあ突っ込みどころ満載なのだけれどそれが似合っていて突っ込めない、果てし無く違和感。


武器を持っていなかったのでロッド(メイス兼用)とダガー、盾代わりの腕輪

歩きやすいブーツ(トレッキングシューズ)をパーティーのお金で買ってもらって

(加入祝い+プレゼントだそうですが、期待が重い)お金は持ってない訳ではなかったのですが

クローディアさんの笑顔と好意に押し切られた感じで・・・散歩に出発。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る