第2話人工知能

あるアメリカ人科学者達は、

カメラ型自律ロボットつまりAIを搭載したロボットを開発していた。

「へぇ、今度は使えそうじゃない。」アイラは言う。

「ああ、今度こそだ。」ニックは拳を強く握る( 握力94kgで )。

と言うのも、

彼らはアメリカ軍に依頼されどんな環境でも耐えられるカメラ付きロボットを欲しがった。だが、今まで作り上げたロボットは壊れてしまった。だから、人工知能を搭載し自ら危険を回避する機能を設定した。次は無いと言われていたから、今度こそはだ。

これが、1月30日の事。アメリカ軍は日本に上陸することを早めに諦めた。毎回全滅では流石に仕方のないことだ。そこでロボットを運用することとなった。

一度でも日本を確認するためである。まだ、人工衛星は日本の姿を捉えられていない。

もはや幻の大地と化した日本。この土地に人工知能を送ること、それが何を意味するかはまだ誰もわかっていない。


「彼女は元気だろうか。いや、辞めておこう会いに行くのは。」

独り言とともにハーッと、白い息と息を吐き出す。彼の名は、赤間大地。世界の神の一人になろうとする男。ここまでの運命を見届けるために、彼はアメリカにいた。

人工知能ロボットの開発者を殺害し、ロボットを奪う為に。


アイラとニックは殺された。ナイフをうまく使い、手と足をもぎ取った。ロボットのカメラに映るように。

「回避だけか。でも、それだけで十分だ。君は僕と同じなんだよ。」笑いながら独り言のように言った。

人工知能は盗まれ、そこにはアイラとニックの遺体だけが残った。

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最果てのNIPPON 顔面ライダー日引き @hibikidazo

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