BMI16のガリはなぜ痩せているのか?

佐藤.aka.平成懐古厨おじさん

はじめに

身長180㎝、体重52㎏、BMI約16。

24歳学生(来春からシステムエンジニア)。

これが、筆者の基本パラメータである。


BMIは、[体重(kg)]÷[身長(m)の2乗]で算出される値で、肥満や低体重(やせ)の判定に用いる指標だ。


日本肥満学会の定めた基準ではBMIは、18.5未満が「低体重(やせ)」、18.5以上25未満が「普通体重」、25以上が「肥満」なので、BMI約16の私はまさに、やせ過ぎの状態。特に食が細いわけでもないのに、大体中学生ごろから、24歳の現在まで、こういう感じのBMIを維持している。


特に何もしなくてもガリである私には、ダイエットに勤しむ世の人々の行動は、謎であった。当然のごとく、周囲の人物から「もう少し、太った方がいい」というアドバイスを受けてきた私は、度々人生の中でデブエット(ダイエットの対義語、食事管理・運動制限などの努力で意図的に体重を増やす活動のこと)を行ってきたが、ことごとく失敗してきた。


「デブエットに王道なし」

その昔、デブエットの天才と呼ばれた一人の男が残したかもしれない言葉である。ダイエット指南本はあっても、デブエット指南本はない。参考資料が少ないからこそ、己の力で太るしかないのが、デブエットの難しさであり、醍醐味である。


体重を増やそうとしていた私は、昔から、有効なデブエット理論を探求しているが、未だ発見に至っていない。安易なテクニックに頼らず、多く食べ・ひたすら寝るという基本が大切なのかもしれない、というのが私の出した一応の結論である。そういう意味で、カロリー制限と運動という基本が大切なダイエットと、共通点も実は多いのかもしれない。


とにかくにも、私は体重を増やすことを願い、そのために努力してきたのだが、その努力は報われていない。ダイエット挫折デブならぬ、デブエット挫折ガリである。


ちなみに、食べているものが健康的かと言われると、そんなことは無く、

好きな食べ物は、丼ぶり、カレー、ラーメン、ファーストフード、ファミチキ、からあげくん、ポテトチップスなど。飲み物だと、炭酸飲料は大好物だ。外食の際は、マクド、サイゼリア、サブウェイ、ガストに行くことが多い。むしろ、この食嗜好だと普通なら絶対太るらしい。


ガリであることには、生活習慣病のリスクが低い、肥満体型と無縁でいられるなどのメリットがある一方、健康面でのリスクもある。統計学的に最も病気になりにくいBMI22の標準体重から、離れることになるからだ。


そんなことよりも、体脂肪率が低いガリには、寒さが辛い。特性うすいしぼう、を持つ私には、外気温の変化は、こうかばつぐん!なのだ。だからこそ、今年こそは冬に備えて、食欲の秋にデブエットを成功させたいと思っている。来年春には、社会人となり、働き始めることも考えると、体力面でも、もっと体脂肪が欲しい。


もしかすると、自分がやせている理由を客観的に捉え直すことが、太るための鍵かもしれない。そういうこともあり、この機会に自らがガリガリの理由を改めて考察してみた、というわけである。


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